講演情報
[09コ-ポ-13]男子大学生におけるプロアジリティテストの競技別特性
*青木 敦英1 (1. 芦屋大学)
多くの競技では素早く動くスプリント能力だけでなく、敏捷性、ジャンプ力などの体力要素が競技力と関連していることが知られている。球技や格闘技など、相手や状況が目まぐるしく変化するスポーツにおいて敏捷性(アジリティ)は特に重要な体力特性である。例えばサッカーでは相手を交わすドリブルやディフェンスなどの素早い出足など、走りの緩急や方向転換が求められ、バスケットボールではコート内での急停止やカットイン、ステップワークが相手を振り切るためのポイントとなり、また剣道では相手の動きに対して瞬時に重心を移動させるなどの反応が求められる。敏捷性を測定する方法として、プロアジリティテスト(Pro−Agility Test)が知られている。プロアジリティテストは、スポーツ現場でよく使われる敏捷性テストの1つで、とくに方向転換能力の評価に用いられている。しかしこの測定結果について競技別に比較した研究はみあたらない。そこで本研究では兵庫県に所在するA大学の運動部に所属する男子大学生を対象とした。その内訳はサッカー41名、バスケットボール14名、剣道12名である。各運動部において公式戦への出場回数などを考慮し、レギュラー選手と非レギュラー選手に分類をした。測定項目はプロアジリティテストに加えて、20m走、垂直跳び、リバウンドジャンプ(RJ)指数の3項目についても実施し、プロアジリティテストとの関係性について検討した。本研究で得られた測定値は競技別に比較するだけでなく、レギュラー群と非レギュラー群に分類をし、二要因分散分析(競技種目×選手区分)を実施した。その結果、プロアジリティテストはレギュラー選手と非レギュラー選手との間に有意な差が認められ、いずれの競技においても競技力に大きく関わっていることが推察された。
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