講演情報
[09コ-ポ-31]大学女子バスケットボール選手における準備期から試合期にかけてのスプリント能力の向上に関連する要因ジャンプ能力及び筋力指標を用いた縦断的検討
*比留間 浩介1、松本 沙羅1 (1. 明星大学 教育学部)
本研究の目的は,大学女子バスケットボール選手を対象として,準備期から試合期にかけてのスプリント能力の向上に関連する要因を,ジャンプ能力および筋力指標に着目して明らかにすることであった.対象者は,全ての測定データが得られた大学女子バスケットボール選手10名とした.測定は4月(T1:一般的準備期),6月(T2:専門的準備期),8月(T3:前試合期),10月(T4:試合期)の4時点で実施し,20 mスプリント走(20m速度),カウンタームーブメントジャンプ(CMJ)の跳躍高,リバウンドジャンプ指数(RJ-index),バックスクワット,ハングクリーン,ベンチプレスの1RM,体重を測定した.4時点の差の検定にはFriedman検定を用い,その後, Wilcoxon符号付順位検定による事後比較を行った.また,各項目間の関連性はSpearmanの順位相関係数を用いて検討した.その結果,20 m速度はT1よりもT3およびT4の方が有意に大きかった.また,全ての時点において,CMJの跳躍高と20 m速度との間に有意な相関関係が認められたが,RJ-indexとの間には有意な相関関係は認められなかった.一方,T1からT3にかけた20 m速度の変化率は,RJ-indexおよびベンチプレス1RMの変化率との間に有意な相関関係が認められた.以上のことから,大学女子バスケットボール選手において,CMJは各時点のスプリント能力の水準を反映する一方,準備期から前試合期にかけたスプリント能力の向上には,RJ-indexおよび上半身筋力の向上が関連する可能性が示唆された.
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