講演情報

[04生-ポ-10]空手組手選手におけるエキセントリックサイクリングトレーニングが下肢筋力およびパワー発揮能力に及ぼす影響

*佐藤 謙太1、杉山 圭人1、亀山 歩2、田中 理沙2、熊川 大介1 (1. 国士舘大学大学院 スポーツ・システム研究科、2. 国士舘大学 体育学部)
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空手組手は2秒未満の高強度動作を繰り返す間欠的競技であり(Chaabène et al., 2014)、高い瞬発力および筋パワー発揮能力が求められる。エキセントリックサイクリング(ECCcyc)は高い筋張力を発揮でき、跳躍能力やピークパワーの向上が報告されている(Lipski et al., 2025)。一方、アスリートを対象とした介入効果には一貫した結果が得られておらず(Paulsen et al., 2019)、組手選手に対する効果は明らかではない。そこで本研究では、計16回のECCcycトレーニングが組手選手の跳躍高、最大無酸素パワーおよび最大膝伸展トルクに及ぼす影響を検討した。対象は大学空手組手選手13名(男子8名、女子5名)とした。ECCcycトレーニングは週2~3回、1回最大15分、計16回実施し、負荷はECCcyc漸増負荷テストで得られた最大パワーの70%から開始し、2回ごとに5%ずつ増加させた。跳躍高はスクワットジャンプ(SJ)およびカウンタームーブメントジャンプ(CMJ)、最大無酸素パワーは全力ペダリングテスト、膝伸展最大トルクはコンセントリック(CON)、エキセントリック(ECC)および等尺性(ISOM)条件で評価した。SJは41.4±9.8 cmから43.9±8.9 cmへ有意に向上した(p=0.015)が、CMJに有意な変化は認められなかった。最大無酸素パワーは1003.3±288.2 Wから1175.2±326.7 Wへ有意に向上した(p<0.001)。膝伸展トルクはCON条件(p=0.005)およびECC条件(p=0.048)で有意に増加した。以上より、計16回のECCcycトレーニングは、組手選手において最大無酸素パワーおよび動的筋力発揮能力を向上させる可能性が示された。

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