講演情報

[競技スポーツ-A-15]スピードスケート選手の『ドロップサイドジャンプ』では左右の踏切脚で力発揮特性が異なる(バ,コ)

*松浦 孝則1、結城 匡啓2 (1. 信州大学大学院総合医理工学研究科、2. 信州大学学術研究院 教育学系)
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【目的】本研究の目的は、スピードスケート選手の『ドロップサイドジャンプ』(DSJ)を3次元キネティクス的に解析し、台高および左右の踏切脚の違いが力発揮特性に及ぼす影響を明らかにすることにより、陸上トレーニング手段としての特性を検討することであった。【方法】DSJとは、スケートの姿勢を維持したまま台上から自由落下し、着地とともに側方に跳躍するスピードスケートの陸上トレーニング手段である。オリンピアン2名を含むスピードスケート選手13名(男性4名、女性9名)にDSJを行わせ、カメラ2台でその動作を撮影(60fps)すると同時に、フォースプレートで踏切脚に作用する地面反力を計測した(500Hz)。得られた映像から3次元座標を算出し、踏切脚および体幹の関節トルクおよび関節仕事を求めた。台高は0.2mと0.4mの2種類とし、左右それぞれ全力ですばやく側方に跳躍させた。各条件間の差を検討するために反復測定二元配置分散分析を行った。【結果】踏切脚の関節トルクのピーク値では、すべての条件で股関節伸展および外転トルク、膝関節伸展トルクが氷上での直線滑走時の値(結城,1997)と比べて大きかった。股関節の伸展負仕事には台高条件に主効果が認められ、0.4 m台高条件(-0.73±0.44J/kg)が0.2 m台高条件(-0.20±0.14J/kg)と比べて有意に大きかった(p<.001)。膝関節の伸展負仕事では交互作用がみられ、左0.4 m台高(-0.95±0.38J/kg)が右0.4m台高(-0.60±0.26J/kg)および左0.2m台高(-0.67±0.21J/kg)と比べて有意に大きかった(いずれもp<.01)。体幹屈曲トルクのピーク値には踏切脚に主効果が認められ、右試技(-2.27±0.62Nm/kg)が左試技(-1.58±0.50Nm/kg)よりも有意に大きかった(p<.001)。

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