講演情報

[会員企画7-2]山梨学院大学の大学スポーツマネジメント

*幸野 邦男1 (1. 山梨学院大学)
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<演者略歴>
米国アリゾナ大学卒業、米国アラバマ大学大学院修士課程修了。ニューメキシコ大学水泳部ヘッドコーチ、武庫川女子大学健康・スポーツ科学部講師などを経て現職 (山梨学院大学カレッジスポーツセンター長、教授・副学長)。専攻はコーチング、スポーツマネジメント、アントレプレナーシップ。共著に『大学スポーツの新展開 日本版NCAA創設と関西からの挑戦』 (晃洋書房)、共訳書に『アスレチックスキルモデル 才能を適切に発揮させる運動教育』 (金子書房) など。
アメリカ大学スポーツの最前線に関する報告を受け、本発表では、山梨学院大学における大学スポーツマネジメントの実態と課題について報告する。
 演者はこれまで、日米の指導現場での経験に加え、副学長としての大学経営、およびカレッジスポーツセンター長として大学スポーツマネジメント実務の双方に携わってきた。その立場から比較してみると、アメリカの大学スポーツ(NCAA D-I等)においては、組織として多様な学生アスリートを支援するための様々な部署が存在し、専門性に基づいた明確な役割分担がなされている。一方で日本の大学では、教員が日常の授業や研究室の指導、部活動の指導に加えて、学業やキャリアの支援までを兼務しており、学生に対して十分なサポートを継続的に提供できるキャパシティが不足しているという構造的な課題を抱えているものと感じられる。
 本報告では、こうした課題を背景に、山梨学院大学の競技スポーツシステムにおいて取り組んできたガバナンスの正常化と学業基準導入の知見を共有する。また、日本の大学スポーツを適正化していくためには、各連盟や大学間で異なるルールを統一し、特に高校生を対象としたリクルートメント(勧誘)の平等性と透明性を確保することが求められると主張する。競技をする学生が不利益を被らないためにも、フェアな競争環境と学生アスリートの保護を両立させる実践的展望を提示したい。

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