講演情報

[学校保健体育-A-09]月経中の体育授業における保健体育教師の指導の実態(教)半構造化インタビューによる探索的検討

*森山 進一郎1、佐見 由紀子2 (1. 東京学芸大学、2. 東京学芸大学教職大学院)
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【背景】月経中の体育・スポーツ活動への参加について、日本産科婦人科学会や日本臨床スポーツ医学会による提言が存在するが、それらが保健体育教師の指導に反映されているかは十分明らかでない。近年、学校における健康相談・保健指導では、児童生徒が自己理解を深め、自ら健康課題を解決しようとする力を育むことの重要性が示されている。それゆえ、月経時の体育授業への参加判断について、保健体育教師の指導内容や児童生徒との関わり方を明らかにすることは重要である。【目的】月経時の体育授業参加への対処を生徒自身が選択・判断できる力を育む指導方法の開発に向けて、保健体育教師の指導内容や生徒との関わりの実態を探索的に検討することを目的とした。【方法】中学・高等学校の保健体育教師4名(男女2名ずつ)を対象に約30〜35分の半構造化インタビューを実施した。インタビューでは、月経中の体育授業への参加や見学に対する対応、月経に関する知識の扱い、授業場面での配慮や関わり方について、これまでの実践経験を中心に尋ねた。得られた逐語録をもとに、Braun & Clarke(2006)のテーマ分析を用いて分析した。【結果】テーマ分析の結果、3つのテーマが生成された。第1に、教師は月経を当たり前で自然なもの、体の調子が自分でわかる合図として大切に感じられるようにするといった「月経の受け止め方」の変容を促すよう生徒や保護者に関わっていた。第2に、教師は生徒に圧力をかけないよう配慮しながら、「運動とのかかわり方の調整」をできるよう支援していた。第3に、教師は月経の際に生徒に「自己の月経への対処法」を考えさせ、体調に応じて自分で判断したり対処したりできるよう働きかけていた。【結論】保健体育教師は、月経や自他の体を学ぶ契機として位置づけ、生徒が体調に応じて参加・見学・相談など自ら適切な対処ができるよう、声かけや手続きを調整していた。

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