講演情報
[学校保健体育-A-10]中学校における、主体的・対話的なダンスの授業作り(教)よりよいダンス授業実践を目指す教師とのアクションリサーチを通して その2
*宮本 乙女1,2 (1. 公社)日本女子体育連盟、2. 全国ダンス・表現運動授業研究会)
本研究では、ダンス学習指導に課題を抱えている2人の教師とともに、それぞれの指導歴やダンス授業に対する考えに基づいてダンスの授業作りを行った。授業は成果を確認している課題解決型のダンス授業の典型的な教材を活用することとし、単元計画を作成した。中学1年生3クラスには、創作ダンスの基本的な単元6時間、中学2年生2クラスには、現代的なリズムのダンスの単元5時間を実践した。実際の中学校授業現場を対象として具体的なフィードバック活動を重ねることで、教師の指導力向上やダンス授業に関する困難さの解消を目指した。授業観察と学習カードにより生徒の様子を捉えながら、アクションリサーチの手法を使用し、教師自身の省察と研究者の省察をくり返した。単元終了後には、フィードバック記録や映像記録なども活用しながら、半構造化インタビューを行い、ダンス学習そのものや自分自身のダンス指導への考えが変容するのか、それはどのような学習場面や、授業フィードバックや生徒の様子などからもたらされた可能性があるのかについて、SCATを用いて分析した。このうち、研究その1では、教師歴3年で初めてダンスの指導をする男性教員と「創作ダンス」の授業を対象とした。教師は経験不足から、放任或いはレシピ的な見通し感を希望しがちであったが、教師の意図的な授業作りの必要性を感じるようになり、指導に自信をつけていく過程、指導のコツやポイントをつかむ様子について検討できた(2025年第75回大会発表)。今年は、研究その2として、生徒自身が動きを創出しながら仲間と対話的にダンスを楽しむことをねらいとした「現代的なリズムのダンス」の授業を対象とし、教師歴24年ダンス指導歴18年のベテラン女性教員との実践研究の結果を報告する。
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