講演情報
[15政-口-02]Triathlon Australiaにおけるハイパフォーマンス政策の特徴競技スポーツ政策の観点から
*森谷 直樹1 (1. 文化学園大学)
近年の競技スポーツ政策研究では、国際競技力向上を支える制度的基盤として強化拠点・支援スタッフ・競技機会・選手育成パスウェイ外部連携などを総合的に捉える必要性が指摘されている。しかしながらトライアスロン競技を対象に中央競技団体のハイパフォーマンス政策をこうした観点から検討した研究は十分に蓄積されていないのが現状である。そこで本研究はトライアスロン強豪国でありブリスベン2032夏季オリンピックを見据えて強化活動を推進しているオーストラリアに着目し、Triathlon Australiaにおけるハイパフォーマンス政策の特徴を競技スポーツ政策の観点から明らかにすることを目的とした。本研究ではTriathlon Australiaおよび関連機関が公表している戦略文書・年次報告書・選考方針・関連資料を対象に、政策内容分析の観点から政策の重点領域、施策間の関係構造、政策目的と政策手段の対応関係を整理する。具体的には拠点整備・選手育成パスウェイ・国際大会戦略・支援体制・関連組織との連携に着目し、各施策が選手強化のどの段階に位置づけられているのかを検討する。当日は政策の重点領域、各施策の役割分担と関係構造、選手育成段階・競技会経験・国際大会対応の接続のあり方を考察する。そのうえでTriathlon Australiaの強化政策を競技団体単独の施策ではなく関連組織との連携を前提とする支援体制として把握し、トライアスロン競技における強化政策分析の基礎的知見を提示するとともに日本の国際競技力向上政策への示唆を報告する。
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