講演情報
[07発-口-02]幼児の最大酸素摂取量および心拍数と運動能力との関係
*秋武 寬1、三村 寬一2 (1. 西南学院大学 人間科学部 児童教育学科、2. 滋慶医療科学大学 医療管理学研究科)
【はじめに】幼児期から持久的な運動は,酸素摂取量の発達にも寄与し,運動あそびに取り入れることを推奨している(吉澤,2002).幼児の有酸素性能力は,健康関連指標とより強く関わっていることが報告されている.しかし1990年以降,吉澤の報告を最後にここ30年間わが国や諸外国においても報告されていないのが現状である.【目的】本研究では,幼児の最大酸素摂取量および心拍数と運動能力との関係について明らかにすることを目的とした.【方法】対象は,S幼稚園の4歳,5歳の幼児19名といずれも神経的,整形外科的疾患を持たない健常児であった.トレッドミル多段階漸増運動負荷テストの測定は,Adventure 3(ジョンソンヘルステックジャパン株式会社製,東京,日本,走行面140×49.5㎝)を用いた.トレッドミルの傾斜角度は,水平方向に0 ºとした.トレッドミル多段階漸増運動負荷テストの測定は,座位安静を20分間実施した後に,歩行から徐々に速度を上げて,疲労困憊に至るまで走行してもらった.酸素摂取量の計測装置は,呼吸代謝計測システム(ミナト医科学株式会社製,AE-310S,大阪,日本) を用いてbreath by breath法にて測定した.運動能力テストは,25m走,立ち幅跳び,硬式テニスボール投げ,両足連続跳び越し,体支持持続時間,捕球の6種目を実施し,評価を行い,得点化した.【結果および考察】最大酸素摂取量と運動能力の関係は,相関関係が認められなかった.最大心拍数と運動能力の関係は,相関関係が認められた(p<0.05).今後は,幼児の酸素摂取量に関するエビデンスをより多く取得し,様々な角度から検討していく必要があると考えられる.
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