講演情報

[09コ-ポ-44]スノーボード「ビッグエア」女子トップ選手における試技行動の構造分析

*浅沼 妃莉1、青山 亜紀2 (1. 日本大学大学院スポーツ科学研究科、2. 日本大学スポーツ科学部)
PDFダウンロードPDFダウンロード
競技スポーツにおいて、最重要試合で最高の競技パフォーマンスを発揮することは、選手にとって重要な課題である。しかし、実際の試技場面において、選手がどのような意図を持って行動し、どのような感覚や感情であったかを客観的に捉えることは困難である。特にスノーボードビッグエアは、「完成度」「難易度」「高さ・飛距離」「多様性」「新規性」の5要素が評価される競技であり、高水準の技が求められるため、選手自身の感覚や判断がパフォーマンスに大きく影響する(FIS,2025)。そのため、選手自身の語りを通して、試技行動の構造を明らかにしていく必要がある。本研究は、スノーボードビッグエア女子トップ選手を対象に、最重要試合で最高の競技パフォーマンスを発揮した試技中の行動、感覚、感情の構造を明らかにすることを目的とした。具体的な方法として、スノーボード日本人女子トップ選手1名(競技歴:11年 戦績:2020年ユースオリンピック金メダル)を対象とし、当該選手が最重要試合で最高の競技パフォーマンスを発揮した試合の2023年スノーボードビッグエアワールドカップクライシュベルグ6位入賞の決勝3本の試技を対象とした。このような「試技行動」に関する問題は、競技特性や個別性に依存しており、数値化よる量的分析には限界がある。したがって本研究では、対象者が「最も良いパフォーマンスを発揮することができた」と認識している試技映像を用い、刺激再生インタビューを実施した。刺激再生インタビューとは、録画した動画を視聴し、行動、感覚、思考を語ってもらう質的研究である。ここでは、試技開始から試技終了までの映像を視聴し、試技の局面ごとに「どのような行動をしたか」「どのような感覚だったか」「どのようなことを思ったか」について分析を行った(北村,2022)。本研究の詳細は当日報告する。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン