講演情報
[09コ-ポ-50]スポーツ医・科学サポートにおける業務支援システムの開発と運用とちぎスポーツ医科学センターの実践
*大塚 祐季1、池田 達昭1、小宮根 文子1,2 (1. とちぎスポーツ医科学センター、2. 順天堂大学)
【背景】スポーツ医・科学サポートでは、体力測定、トレーニング指導、栄養指導、心理指導など多分野の専門家が関与するため、測定データを適切に共有・活用する仕組みが重要である。しかし現場では、データ管理や結果共有が個別・分散的に行われることが多く、情報共有の遅延や事務作業の負担増大、多分野連携の停滞が課題となっている。【目的】本研究は、とちぎスポーツ医科学センター(TIS)におけるスポーツ医・科学サポートの効率化を目的として、測定データの一元管理と多分野間の情報共有を可能にする業務支援システムを開発・運用し、その実践的意義を検討した。【方法】TIS研究員2名、TIS情報技術者1名、業務委託会社エンジニア2名によりサポート業務の流れを整理し、①測定データ管理、②結果の可視化、③利用者間の情報共有、④申請等の事務手続きの4観点から課題を抽出した。これらを基に、業務効率化と操作性を重視しながら、実装機能や性能要件を明確化し、TISホームページと連携するWebベースの業務支援システムを設計・開発した。【結果】本システムは利用者別ログイン機能を備え、TISスタッフ、選手、コーチ、各専門家がオンライン上で測定結果の確認、データ共有、各種申請手続きを行える構成とした。これにより測定データの一元管理と可視化が可能となり、情報共有の円滑化と意思決定支援の基盤が整備された。また、分散していた事務手続きの集約により業務簡便化に寄与した。【結論】TISにおけるデータ共有システムの開発と運用は、測定データの活用促進、業務効率化、多分野連携の強化に有効であった。また、現場業務とシステム開発をつなぐTIS情報技術者の役割が、実装を円滑に進める上で重要であることが示唆された。本事例は、地域スポーツ医・科学センターにおけるデータ活用型支援体制の構築に向けた実践的知見を提供する。
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