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[07発-ポ-02]PHV年齢前後における男児の外側広筋および腓腹筋の特徴に関する縦断的変化の事例

*永原 隆1、米丸 康平1、平野 智也1、宮本 直和2 (1. 鹿屋体育大学、2. 早稲田大学)
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運動能力の発達は,身長増加速度が最大に達する年齢(PHV年齢)の直前に一時的に停滞することが知られている.この背景として,身体各部の伸長に対して,筋量やそれに伴う筋力が一時的に不足することが要因である可能性が指摘されている.本研究では,PHV年齢前後における男児の外側広筋および腓腹筋の筋厚や筋スティフネスがどのように変化するかを事例的に明らかにすることを目的とした.本研究では,既述の背景に基づき,PHV年齢前の対象者では筋量の代表値である筋厚は変化せず,PHV年齢後の対象者では筋厚が増加するという仮説を設定した.本研究の対象者は,PHV年齢前(身長のスパート開始からPHV年齢まで,12.2歳から13.7歳)とPHV年齢後(PHV年齢到達以降,11.8歳から13.2歳)にあたる男児それぞれ1名であった.2か月に1度の実験では,対象者に50mの全力走を行わせ,フォースプレートシステムを用いて30m地点前後における疾走速度を計測した.その後,超音波Bモード法および剪断波エラストグラフィを用いて,外側広筋および腓腹筋内側頭の筋厚,筋スティフネスを計測した.得られたデータについて,年齢に伴う各変数の変化を評価するために,ピアソンの積率相関係数を算出した.なお,有意水準は5%未満とした.本研究の結果,PHV年齢前の対象者では,年齢と疾走速度との間に有意な相関はなく,加齢にともない疾走速度は変化しなかったが,年齢と外側広筋の筋厚との間には有意な正の相関があり,加齢にともない外側広筋の筋厚が増加した.一方,PHV年齢後の対象者では,年齢と疾走速度との間に有意な相関があり,加齢にともなって疾走速度は増加したが,筋に関する全ての変数について年齢との間に有意な相関はなく,加齢にともなう筋厚や筋スティフネスの変化はみられなかった.これらの結果は,本研究で設定した仮説を支持するものではなかった.

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