講演情報

[07発-ポ-09]小学生の健康体力指標に及ぼす身体活動の影響1年間の追跡調査から

*冨樫 健二1 (1. 三重大学教育学部保健体育講座)
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子どもの成長や活動性に伴う身体活動量の変化、ならびにそれらと体力値や健康関連指標との関係性について検討した報告は少ない。そこで本研究は小学3~5年生144名(男子:78名,女子:66名)を対象とし、ライフコーダを用いた身体活動量計測、体組成・骨密度測定、新体力テストを1年間の期間をおいて実施し、成長にともなう各指標変化量との関連性について検討した。
成長に伴う身体活動量は男女とも3年生から4年生、4年生から5年生では大きな変化を示さなかったが、5年生から6年生にかけて歩数は有意に減少していた(P<0.05)。身体活動量と身体組成の変化について、女子で高強度活動時間や運動量が増加した児童ほど除脂肪量が増加していた(P<0.05)。また3年生から4年生の男子において、歩数、低~高強度活動時間、運動量が増加し、非活動時間が減少した児童ほど除脂肪の割合が上昇していた(P<0.05)。骨密度の変化との関係について、女子で低強度活動時間の割合が減少し、中強度活動時間の割合が増加した児童ほど骨密度が増加していた(P<0.05)。男子では4年生から5年生で中強度活動時間が増加した者ほど骨密度が増加していた(P<0.05)。体力得点合計の変化では、5年生から6年生女子で歩数や低強度活動時間、中強度活動時間、運動量が増加し、非活動時間が減少した児童ほど体力得点合計が増加していた(P<0.05)。
1年間で身体活動量が増加した児童ほど健康体力指標に向上傾向がみられた。男子ではより強度の高い総身体活動時間の増加、女子では動かない時間を減らし、高強度に限らず低~中強度活動時間を増加させることで健康体力指標を高められる可能性が示唆された。

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