講演情報

[07発-ポ-11]コロナ禍前後で幼児の運動能力はどう変化したのか

*長野 康平1、篠原 俊明2、堀内 亮輔3、菊池 信太郎4 (1. 比治山大学短期大学部、2. 共栄大学、3. 東京女子体育短期大学、4. 医療法人仁寿会菊池医院)
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【背景】2020年3月にCOVID-19がパンデミックになって以降、子どもの身体活動を取り巻く環境は一変し、従来の様式から転換せざるを得ない状況となった。そのため従前に比べて、身体活動量が減少したことは容易に想像がつく。そして、COVID-19は2023年5月にWHOから「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の終了が発表されたが、その前後を含めた幼児の運動能力に関する報告はみられない。 【目的】COVID-19の流行前後で幼児の運動能力に差異がみられるかを検討すること。 【方法】福島県郡山市の私立幼稚園に通園する年中・年長の幼児を対象とし、2019年度2,820名、2020年度2,590名、2021年度2,318名、2022年度1,820名、2023年度1,574名、2024年度1,312名、2025年度1,586名からデータを収集した。調査は、毎年10月~12月に実施した。調査項目は、MKS幼児運動能力テスト6項目(25m走・立ち幅とび・テニスボール投げ・体支持持続時間・両足連続跳び越し・捕球)に加え、身長・体重とした。解析は各項目について、性別と年齢別(6カ月単位で分類)に一元配置分散分析を用いて、年度間の比較を行った。 【結果】項目や年齢によって多少の違いがあるものの全体的な傾向としては、COVID-19の流行禍・終息後に顕著な運動能力の低下は認められず、COVID-19の流行以降、運動能力の維持・向上が確認された。 【考察】予想されたようなコロナ禍、そしてコロナ終息後の顕著な運動能力の低下は認められず、むしろ維持・向上している可能性が示唆された。このような結果となった背景には幼稚園における取組の充実が予想される。

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