講演情報

[07発-ポ-15]児童期のレジリエンスに関連する運動習慣およびフィジカルリテラシーの検討

*西垣 景太1、遠山 健太2、松井 公宏3、星川 精豪4、佐藤 敏彦4 (1. 東海大学 健康学部、2. 株式会社ウィンゲート、3. 横浜市立大学附属病院 児童精神科、4. 青山学院大学 社会連携推進機構)
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児童期は、学校生活や友人関係などを通して様々な心理的ストレスを経験する時期であり、精神的健康の保持・増進は重要な課題となる。なかでも、困難な状況に直面した際に適応し回復する力であるレジリエンスは、子どもの心身の成長を支える心理的要因として関心が高まっている。また、運動習慣は心身の健康や自己効力感、情緒面との関連が報告されており、児童期のレジリエンスと運動習慣やフィジカルリテラシーとの関係を検討した研究は十分とはいえない。そこで本研究では、小学生のレジリエンス得点と運動習慣、フィジカルリテラシー尺度得点との関連性を検討することとした。小学校3・4年生を対象に調査を実施し、有効回答178名(小学3年生87名、4年生91名)を分析対象とした。調査内容は、基本属性と運動習慣、小学生用レジリエンス尺度の4因子20項目(俯瞰力:6項目、援助要請力:6項目、解決志向性:4項目、楽観性:4項目)、Physical Literacy評価尺度4領域39項目(身体的領域:13項目、心理的領域:7項目、社会的領域:10項目、認知的領域:9項目)を用いた。
性差を検討した結果、男子は女子と比較して俯瞰力得点が高かった。レジリエンス合計得点および社会的領域については、男子の方が高い傾向を示したものの、有意な差は認められなかった。それぞれの得点の関連性を検討した相関分析の結果からは、レジリエンスの各因子得点は、フィジカルリテラシー各領域得点と正の関連性を示した。特にフィジカルリテラシーの心理的および認知的領域との関連性が認められた。また、運動経験に関しては、運動の好き・嫌いの程度や運動への得意感はレジリエンス因子得点との関連性を示した。これらのことから、児童期のレジリエンスには、運動量そのものよりも、運動に対する肯定的な認識やフィジカルリテラシーが関連している可能性が考えられる。

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