講演情報
[07発-ポ-16]小・中学生におけるスクリーンタイムに対する身体活動時間の割合と不定愁訴との関連
*尾﨑 加奈1、田中 良2、鹿野 晶子2、野井 真吾2 (1. 日本体育大学大学院博士前期課程、2. 日本体育大学)
【背景】GIGAスクール構想の進展とも相まって、子どもたちのデジタルデバイスの利用が一層増加している。それにより、長時間のスクリーンタイム(ST)による健康被害が懸念されている。一方、身体活動時間(PT)はSTによる悪影響の軽減に寄与する可能性を推測させる。そこで本研究では、小・中学生におけるSTに対するPTの割合と不定愁訴との関連を明らかにすることを目的とした。【方法】対象は、1都1道1府7県の公私立小学校、公立中学校に在籍する小学5・6年生、中学生であり、分析には回答に欠損のなかった小学生1,276名、中学生3,217名分のデータを使用した。調査は、2024・2025年の5月から7月に質問紙調査法により実施された。質問項目は、性、学年、平日のST、PTおよび不定愁訴有訴状況(24項目)等とした。不定愁訴の回答は5件法で求めた後、得点化した。分析では、性別、学年段階別に不定愁訴の構成要素を探索的因子分析(最尤法、Promax回転)により検討した。次に、ST、PTの中央値を算出し、中央値以上を多群、中央値未満を少群に区分した上で性別、学校段階別にST、PAの多寡と不定愁訴の因子得点をMann-WhitneyのU検定により比較した。その後、STに対するPTの割合を算出し50%未満群(A群)、50%以上100%未満群(B群)、100%以上群(C群)に区分した上で、各群の不定愁訴の因子得点をKruskal-Wallis検定により比較した。【結果】学年段階に関わらず、半数を超える因子で男子はA群に比してC群で、女子はA群に比してB群、C群で不定愁訴有訴得点が有意に低い様子が確認された。【付記】本研究は、2022-26年度科研費(基盤B)(研究代表者:野井真吾)の助成を受けた。また、本研究は子どものからだと心・連絡会議の「生活調査(2024・2025)」の結果を分析したものである。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン
