講演情報

[07発-ポ-18]小学4–6年生における身体活動量と腸内細菌叢との関連都市部と非都市部の子どもを対象として

*笠井 茜1、鹿野 晶子2、野井 真吾2 (1. 日本体育大学大学院博士後期課程、2. 日本体育大学)
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【背景】身体活動が身体的・精神的健康に及ぼす影響は広く検討されている。腸内細菌叢は、宿主の免疫機能や代謝機能等に関連し、身体活動と健康アウトカムとの関連に腸内細菌叢が関与する可能性も示されている。しかし、子どもを対象として身体活動と腸内細菌叢との関連を検討した研究の多くは質問票を用いて身体活動量を評価している。そこで本研究では、小学生を対象として、加速度計を用いて測定された身体活動量と腸内細菌叢との関連を横断的に検討することを目的とした。
【方法】調査は、都市部および非都市部の公立小学校各7校に在籍する小学4–6年生(236名)を対象とし、2024–2025年に実施された。身体活動量は、3軸加速度計を用いて連続する7日間のデータを収集し、分析には機器の装着時間が1日10時間以上の有効日が5日以上ある者のデータを使用した。腸内細菌叢は、糞便サンプルを用いて16S rRNA遺伝子アンプリコンシーケンスにより推定した。属レベルの菌叢データを用いて、α多様性とβ多様性を評価した。分析では、中高強度身体活動(MVPA)時間および歩数と腸内細菌叢との関連を検討した。具体的には、α多様性、各属の相対存在量との関連はSpearmanの順位相関係数により評価し、β多様性との関連はPERMANOVAにより検討した。
【結果】すべてのデータが揃った210名(都市部104名、非都市部106名)を最終的な分析対象とした。その結果、α多様性はいずれの身体活動量指標とも関連せず、β多様性はMVPA、歩数ともに、都市部と非都市部を合わせた対象者全体の分析でのみ有意な関連がみられた。各属の相対存在量との関連では、対象者全体の分析と都市部の子どものみの分析で、多重比較補正後も両指標と有意に関連する属が検出された。
【付記】本研究は令和6年度環境研究総合推進費(1-2406)の助成を受けて実施された。

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