講演情報
[07発-ポ-20]小学5・6年生が考える子ども時代に「なくなったら困るもの」と「最も大切なもの」遊び・スポーツに着目して
*津末 悠乃1、小栗 亜海2、鹿野 晶子2、野井 真吾2 (1. 日本体育大学大学院博士前期課程、2. 日本体育大学)
【背景】2019年に国連子どもの権利委員会が日本政府に示した第4・5回最終所見では、「社会の競争的な性格により子ども時代と発達が害されることなく、子どもがその子ども時代を享受することを確保するための措置を取ること」が勧告された。その点、一般所見17号では、子どもの自発的な遊びやスポーツは子ども時代の質を高め、最適な発達を支える重要な要素であると指摘されている。しかしながら、子ども自身が遊びやスポーツを含む子ども時代に何を求めているのかは十分に検討されていない。そこで本研究では、子どもが考える子ども時代に「なくなったら困る」と感じるものを明らかにした上で、子ども時代における遊びやスポーツのあり方について検討することを目的とした。【方法】対象は1都3県の公立小学校6校に在籍する小学5・6年生1,100名で、分析にはデータに欠損がなかった738名分のデータを使用した。調査は、2026年2月から3月に、無記名式質問紙を用いて実施した。質問内容は、性、子どもの生活に関わる諸項目がなくなった場合の困り度およびそれらの中で最も大切なものとその理由等であった。困り度は、各項目について0(全く困らない)から4(とても困る)までの5件法で尋ね、該当しない場合は5(していない/ない)を回答するよう求めた。【結果】子どもの生活に関わるものがなくなった場合の困り度の1位は「トイレ」(3.8±0.8点)であった。遊び・スポーツに着目すると、「遊び」(3.1±1.1点)、「公園などの遊び場」(3.1±1.2点)はともに13位、「スポーツ」(2.9±1.2点)は18位にランクした。一方で、子どもの生活に関わる30項目の中で最も大切なものは、「家族(n=463、62.7%)」が突出して1位であり、8位に「スポーツ」(n=9,1.2%)、11位に「遊び」(n=6,0.8%)がランクした
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