講演情報

[13ア-ポ-07]パラスポーツ出前講座に参加した小学生の障害者への態度の変容

*重藤 誠市郎1 (1. 新潟医療福祉大学)
PDFダウンロードPDFダウンロード
教育現場において、特別支援学級に在籍している児童・生徒の人数は年々増加しており、健常児と障害児が共に学ぶインクルーシブ体育の実践において、パラスポーツに取り組む機会が増加すると考えられる。そこで本研究では、S市スポーツ振興課と総合型地域スポーツクラブTが主催する「パラスポーツ出前講座」に参加した小学生を対象として、パラスポーツのイメージや障害者に対する態度がどのように変容するのか分析した。調査はWebフォーム(Google Forms)を用いて、学年、性別、運動の好き嫌い、障害のある家族の有無、障害者のイメージ、児童生徒版障害者に対する多次元的態度尺度(態度尺度)について回答を求めた。講座前後のWeb調査に回答のあった小学校3校の4年生から6年生の児童35名を対象とした。講座の内容は車いすバスケットボールを実施した。運動の好き嫌いについて、運動が好き・とても好きと回答した運動好き群と、どちらでもない・嫌いと回答した運動好きではない群をt検定で比較した結果、講座体験前には2群に有意差は認められませんでしたが、体験後にはパラスポーツの楽しさや興味に有意差がみられ、運動好き群の方が有意に高まっていた。性別の比較においては、講座体験前には2群に有意差は認められませんでしたが、体験後にはパラスポーツの楽しさや、障害者に対する態度に有意差が認められ、男児の方が有意に高まっていた。また、講座の体験前後での変容を明らかにするため、対応のあるt検定を行った結果、障害についての理解や、パラスポーツへの興味、障害者への態度に変容が見られ、ネガティブな感情は低減し、ポジティブな感情や態度が向上した。

コメント

コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン