講演情報

[05バ-ポ-17]バドミントン上級者における試合反復時のパフォーマンス変化の有無

*渡部 倖正1、牛山 幸彦1 (1. 新潟大学大学院)
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バドミントンは高強度のラリーと短時間の休憩を繰り返すインターバル競技であり、競技中には疲労が蓄積することが報告されている。しかし、試合反復時における技術的パフォーマンスの変化については十分に検討されていない。そこで本研究では、バドミントン上級者を対象に、試合反復によるショット精度およびフットワークのパフォーマンスの変化を明らかにすることを目的とした。
 対象は、県大会以上の入賞歴を有する男子バドミントン競技者20名とした。実験では、10分×2ゲームの模擬試合を1セットとし、試合後に疲労調査およびパフォーマンス測定を実施した。これを計3セット行った。疲労指標として自覚的運動強度(RPE)および平均心拍数を測定した。パフォーマンス測定では、スマッシュ、クリア、ドロップのショット精度得点、およびコート内6方向への移動を伴うフットワーク走タイムを評価した。統計解析には反復測定分散分析またはFriedman検定を用い、有意水準は5%とした。
 その結果、RPEは試合反復に伴い有意に増加した一方、平均心拍数には有意差は認められなかった。しかし、各試合の平均心拍数は高値を示しており、高強度の運動状態であったと考えられた。したがって、この実験により疲労は蓄積したと考えられた。ショット精度得点には有意な変化が認められず、熟練競技者では疲労下でも技術的安定性が維持される可能性が示唆された。一方、フットワーク走タイムは有意に短縮した。これは疲労の影響よりも、反復測定による課題への慣れや動作の最適化が影響した可能性が考えられた。
 以上より、上級者では試合反復により主観的疲労は蓄積するものの、ショット精度は維持されることが示唆された。

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