講演情報

[05バ-ポ-25]体操経験者の運動学的特徴に基づく段階的な部分練習の効果検証下肢屈伸を伴う上肢内外回旋動作を題材にして

*坂口 泰志郎1、増田 健太郎1、三宅 良輔2、西山 哲成2 (1. 日本体育大学大学院、2. 日本体育大学)
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体操動作の指導現場では、熟練指導者の経験に基づいて教示が行われることが多い。一方で、そのような教示の根拠となる運動学的知見は十分に蓄積されていない。上肢、下肢、体幹を連動させる全身運動の指導では、ある部位や局面における動きの変化が、動作全体に影響を及ぼす可能性がある。そのため、対象者の個々の関節や部位の動きだけでなく、全身動作パターンとして動きの変化を捉えることが重要である。著者らはこれまでに、下肢屈伸を伴う上肢内外回旋動作を対象として、体操経験者と未経験者の運動学的特徴を主成分分析(PCA)により検討し、PC1スコアにのみ両群間で有意差が認められたことを明らかにした(p < 0.01)。したがって、先行研究において運動学的パラメータに基づいて算出されたPC1スコアは、経験者と未経験者の全身動作パターンの違いを反映する指標の一つとして解釈できる。しかし、このような客観的な運動学的知見に基づいて構成した練習が、体操未経験者の全身動作パターンにどのような変化をもたらすかについては十分に検討されていない。そこで本研究では、先行研究で得られた体操経験者の運動学的特徴に基づいた段階的な部分練習を実施し、体操未経験者の全身動作パターンの変化を、先行研究で構築されたPCAモデルにおけるPC1スコアを用いて縦断的に評価することを目的とする。方法として、健康な成人男性を対象に、指導群とコントロール群を設け、Pre測定、練習後のPost測定、および数日後の保持テストを実施する。指導群では、動作を3局面に分けた段階的な部分練習を行い、各部分練習後に確認として全体練習を行う。コントロール群では、指導群と同じ測定間隔および同程度の練習量となるよう、全体練習のみを行う。各試技の運動学データを先行研究で構築されたPCAモデルの基準空間に投影し、PC1スコアの推移から全身動作パターンの変化を検討する。

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