講演情報

[14介-KL-1]認知機能低下の早期発見を日常行動のデジタルバイオマーカーから探る

*檜垣 靖樹1 (1. 福岡大学スポーツ科学部)
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<演者略歴>
1990年筑波大学大学院体育研究科修了後、福岡大学体育学部助手。1993年佐賀医科大学地域保健科学講座助手、1998年ハーバード大学医学部ジョスリン糖尿病センターリサーチフェロー。2005年、佐賀大学医学部社会医学講座予防医学分野助教授。2010年福岡大学スポーツ科学部教授。
近年、昼間の活発な身体活動が死亡リスク及び冠動脈疾患リスクの低下と関連することが報告されており、身体活動量や強度に加えて、活動が行われる時間帯に着目した評価の重要性が指摘されている。また、小分けの運動・こまぎれ運動、ブレイク・サーティなど、持続的な身体不活動を中断する行動の有用性を示すエビデンスも集積されつつある。
 我々は、Barabási ら(Nature, 2005)が提唱した行動特性に関する知見をもとにVázquezら(Phys Rev Lett, 2005)が示した数理モデルを応用することで、高齢者が自身の優先度に従って継続する行動と、外的環境によって中断される行動を数値化し、認知機能状態を判別するシステムを開発した(ヒューマンインターフェース学会誌, 2020. 特許第7245463号)。さらに、座りっぱなしに代表される持続的な身体不活動状態からの離脱行動としての立ち上がり動作に着目し、日常生活活動データから立ち上がり動作を抽出した結果、立ち上がり頻度が認知機能低下と関連する可能性を見出している。
 本セッションでは、これらの知見を踏まえ、認知機能低下の早期発見に資するデジタルバイオマーカーの可能性について議論を深めたい。

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