講演情報

[健康福祉-SB-2]重度・重複障害児者の体育と部活動から探るスポーツの可能性

*東 慎治1 (1. 東京都立北特別支援学校)
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<演者略歴>
順天堂大学大学院修士課程修了。東京都立特別支援学校に着任。肢体不自由教育を専門に保健体育授業や部活動を実践。「誰もが輝ける」を理念とした東京都発祥のスポーツ「ハンドサッカー」の事務局として、近年は、障害者スポーツ指導員講習会の講師等を務め、重度・重複障害児者のスポーツ推進に取り組んでいる。
近年、特別支援学校に在籍する児童・生徒の実態は重度・重複化が進んでいる。特に肢体不自由特別支援学校では、医療的ケアを必要とする児童・生徒の増加に加え、人工呼吸器を使用する児童・生徒の通学が可能となるなど、大きな変化が見られる。生活の場は、病院から家庭、家庭から学校へと移行してきたが、今後はさらに学校から地域へと広がり、共に社会を形成していくことが求められている。
 本発表では、肢体不自由特別支援学校に在籍する児童・生徒が、体育授業や部活動における実践を通して、どのように地域とつながっていくのかを検討する。また、卒業後も余暇活動として継続されている事例として「ハンドサッカー」を取り上げる。
 ハンドサッカーは、集団スポーツの機会を保障することを目的に、養護学校の体育研究会における交流活動として2校から始まり、現在では都内約20校が参加する大会へと発展している。「誰もが輝ける」を理念とし、走行可能な選手から車いすや移動に支援を要する選手まで、多様な実態の中でチームが編成される。ゲームは複数のゴールを用い、一定時間内にパスをつなぎ得点を目指すもので、個々の実態に応じたシュート機会が保障されている。大会では敵味方を越えて応援し合う姿が見られ、新たな交流が生まれている。さらに卒業後にはOB・OGチームの大会も行われ、保護者を含めた継続的な関わりが見られる。これらの実践を通して、重度・重複障害児者におけるスポーツの可能性と地域社会における環境整備の在り方を検討する。

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