セッション詳細

【シンポジウム72】短期集中予防サービス(通所型サービスC)の効果と普及促進にむけての提言

2025年10月31日(金) 13:00 〜 14:30
第6会場 (908)
座長:斉藤 雅茂(日本福祉大学)
介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)における多様な通所型サービスの1つに、専門職が3~6カ月間集中的に介入し、利用者の生活機能を改善する短期集中予防を図る「通所型サービスC(短期集中予防サービス)」があります。厚生労働省の「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会において、サービスCは介護予防に効果的だが、普及に課題がある旨が指摘されています。そこで、本シンポジウムでは、通所型サービスCの効果的な運営方法と全国展開に向けた知見と課題・論点の共有を目的としております。齋藤陽子(厚生労働省)氏からは、通所型サービスCにかかわる政策的な動向、および、通所型サービスCに対する意義と課題、佐藤孝臣(株式会社ライフリー)氏からは通所型サービスCの具体的な活動プログラムの展開についてご紹介頂きます。つづいて、中里裕美(竹田市役所)氏より、大分県竹田市の事例をもとに、設置・利用者選定・卒業後の支援体制を整理し、持続可能な運営方法について話題提供をして頂きます。最後に、渡邉良太(愛知淑徳大学)氏より3年間の追跡データに基づく通所型サービスC推進による介護給付費の適正化規模の試算についてご報告頂きます。総合討論では、これらを踏まえて、行政関係者、研究者、実務者が一堂に会し、導入時の課題、効果的な運営手法、地域特性を踏まえた展開の工夫について議論したいと考えております。多くの皆さまからのご参加を心よりお待ちしています。

[シンポジウム72-1]サービス・活動Cへの期待と全国普及に向けた課題

*齋藤 陽子 (厚生労働省老健局老人保健課)

[シンポジウム72-2]通所型サービスCを軸とした自立支援に資する地域づくり

*佐藤 孝臣 (株式会社アイトラック)

[シンポジウム72-4]通所型サービスCと介護給付費適正化の関連―3年間の追跡研究より―

*渡邉 良太 (愛知淑徳大学 健康医療科学部)