日本マインドフルネス学会第13回大会

大会長挨拶

日本マインドフルネス学会第13回大会
大会長 井上 ウィマラ 

マインドフルライフ研究所オフィス・らくだ
主宰

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      

 

大会テーマ 全人的なマインドフルネスの構築に向けて:子育てから看取りまで

 今年の大会では、子育てから看取りまで、人生のあらゆる場面で有効な心の向け方としてのマインドフルネスについて取り組んでみたいと思います。それは、カバットジンが「全体性と内的つながり」という言葉で、マインドフルネスのもたらす癒しの仕組みについて語ってくれたことの具体的な考察につながります。

 そのために、日本の母子精神医学の臨床を牽引して『子育て支援と世代間伝達』を著された渡辺久子先生、『マインドフルペアレンティング』を訳してくださった戸部浩美先生、緩和ケアの臨床にマインドフルネスとコンパッションに基づいた燃えつき予防プログラムG.R.A.C.E.を導入してくださっている笹良剛史先生、スピリチュアルケアの臨床教育に取り組まれてきた葛西賢太先生をお呼びいたしました。

 懇親会では、ティク・ナット・ハンの教えやハリファックス老師のG.R.A.C.E.を日本に招聘する活動を担ってこられた中野民夫先生をお呼びして、そのお話や歌を聴かせていただきたいと思います。

 マインドフルネスという英訳の原語であるパーリ語のsatiは、日本に伝わった漢訳仏教では「念」と訳されてきました。子育てと看取りの現場における全人的な実践としてマインドフルネスを学ぶことが、日本の様々な「道」において、文化に埋め込まれた心のこめ方としての「念」の実践を発掘し、再発見してゆくきっかけになってくれることを願っています。