第69回日本応用動物昆虫学会大会

公開シンポジウム

「応動昆Beyond:異分野・異業種への挑戦とターニングポイント」というテーマで4人の演者に話題を提供していただきます.また,講演後に演者らを交えたパネルディスカッションを開催します.皆様のご参加をお待ちしています.

開催趣旨

2024年8月25日から30日にかけて,国立京都国際会館で第27回国際昆虫学会議(ICE2024 Kyoto)が開催され,世界82の国と地域から4,000名以上の研究者が集いました.この会議のテーマは“New Discoveries through Consilience”(知の統合によって生み出される新しい発見)であり,分野を超えた活発な交流が行われました.本会からも多数の会員が参加し,日頃の研究成果を発表しました.

 今回の大会では,大成功のうちに幕を閉じたICE2024 Kyotoが掲げたテーマを踏まえ,本会での活動を経て異分野や異業種に挑戦して活躍されている4名の方に話題提供いただき,本会での経験から新たな挑戦に至るターニングポイントや現在取り組んでいる活動などについて紹介していただきます.そして,演者の方々を交えたパネルディスカッションを開催し,本会から発展したキャリアについて語っていただく予定です.

 大会に参加される会員の皆様にとってはご自身のキャリアアップへのきっかけとなるような,また,一般参加の皆様には応用動物昆虫学という学問分野の奥深さや発展性を感じていただけるようなシンポジウムにしたいと思います.異なる道で活躍されている演者の方々の叡智を統合することにより,参加される皆様にとって新しい発見があることを願っています.

総合司会 

徳田 誠(佐賀大学農学部教授)
 

開会の挨拶 

日本典秀(日本応用動物昆虫学会 会長;京都大学)
 

第1部:異分野への挑戦

座長:小堀陽一(国際農研)

【S1】今藤夏子(国立環境研):見たかったのは多様性〜細胞内共生から環境DNAへ〜

【S2】成田聡子(日本バイオセラピー研究所):昆虫共生細菌の研究から体性幹細胞を用いた再生医療の世界へ

第2部:異業種への挑戦

座長:武田 藍(千葉農業事務所)

【S3】横山拓彦(イラストレーター):「ちょっと,ここ描き間違えたら別種です!」昆虫のイラストを描くにあたって
【S4】柿元一樹(Field Styled Lab.):「困ったときのFSL」と言われたくて~経験年数4年の未熟社長が語る地方公務員からの起業~ 

第3部:パネルディスカション:応動昆発のキャリアについて考える

司会:清水 健(千葉県農林水産部)

パネリスト:柿元一樹・今藤夏子・成田聡子・横山拓彦(五十音順

コメンテーター:野村昌史(第69回日本応用動物昆虫学会大会 大会長;千葉大学) 

閉会の挨拶 

仲井まどか(日本応用動物昆虫学会 副会長;東京農工大学)