第70回日本応用動物昆虫学会大会

公開シンポジウム

公開シンポジウム

「応用昆虫学の最前線―植物,農業,医療をつなぐ科学のチカラ―」

 

日時・会場:大会2日目 3月29日(日)14:00~17:00

概要

2024年8月25日から8月30日にかけて,国立京都国際会館で第27回国際昆虫学会議(ICE2024 KYOTO)が開催され,82の国と地域から4,278名の参加者がありました.この会議では6つのプレナリー講演に加え,205のセッションにおいて2,817件の発表が行われ,参加者間で活発な討論が行われました.昆虫科学の基礎研究から応用研究までが網羅され,幅広い分野での発展が確認されたところです.多数の本学会会員も参加し,日本の応用昆虫学研究の水準を国際的に示す場となり,特に若手研究者にとっては貴重な学術交流の機会となりました.

 第27回国際昆虫学会議の大成功を受け,応用昆虫学の持続的な発展に向けて,次なる行動が必要です.そこで,本シンポジウムではこの国際会議でも活躍された4名の研究者をお迎えし,基礎から応用まで,さらに異分野との学際研究など幅広い研究内容を紹介していただきます.そして多彩な分野を包含する応用昆虫学の魅力や発展性について語っていただく予定です.
総合司会:陰山 大輔(農研機構)

 

開会の挨拶 

仲井 まどか(日本応用動物昆虫学会 会長,東京農工大学)

 

 第1部講演 座長:津田 みどり(九州大学)

【S1】杉尾 明子(フランス国立農業研究所):植物を操作するアブラムシ-その戦略と対抗策

【S2】大鷲 友多(農研機構):共生細菌による昆虫の生殖操作 ~害虫防除への活用に向けて~

 

休憩

 

第2部講演 座長:立田 晴記(九州大学)

【S3】真田 幸代(農研機構):海外飛来性害虫の被害を防ぐために ~最新技術の活用と国際的な取り組み~
【S4】日下部 宜宏(九州大学):昆虫の新しい利用法 〜カイコ昆虫工場での医薬品生産の現状〜 

 

第3部総合討論 座長:陰山 大輔(農研機構)

パネリスト:大鷲友多・日下部宜宏・真田幸代・杉尾明子(五十音順

 

閉会の挨拶 

園田 昌司(日本応用動物昆虫学会 副会長,宇都宮大学)