セッション詳細

[S15]抗ウイルス感染症研究のフロンティアー新たな発想による抗ウイルス薬開発と展開ー

2020年3月26日(木) 16:15 〜 18:15
[D会場]Room D 1F
オーガナイザー:岩谷 靖雅(国立病院名古屋医療セ臨床研セ)、玉村 啓和(東京医歯大生体材料工学研)、三隅 将吾(熊本大院薬グローバル天然物科学研究セ)
ウイルス感染症に対する治療薬の開発において、これまでにない着想と、横断的な薬学情報に基づく創薬研究が大きな変革をもたらしている。例えば、今やHIV感染者の予後を劇的に改善させたインテグラーゼ阻害剤の作用原理は、キレート薬剤として、新規抗インフルエンザウイルス阻害剤の創出にも繋がった。こうした新たな発想を生かし、ウイルス種を超えた横断的な創薬開発が注目されている。そこで、本シンポジウムでは、横断的な創薬研究につながる可能性が高く、独創的な研究を押し進めている演者に講演いただく。まず、新たな概念に基づく抗HIV膜融合阻害剤の開発について玉村が講演する。次に、キレート薬剤の開発実例と新たな可能性について、抗インフルエンザウイルス阻害剤バロキサビル(熨斗)と抗HIV RNaseH阻害剤(星野)の開発が紹介される。さらに、抗カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス薬剤の探索について渡部、HIV感染症根治に向けた潜伏感染再活性化剤の開発について三隅が講演する。これらの発想は、創薬標的に置き換えることにより、ウイルス感染症のみならず他疾患に対する創薬開発においても新たなヒントにつながると考えられる。

[S15-Opening]オーガナイザー挨拶

岩谷 靖雅1 (1. 国立病院名古屋医療セ臨床研セ)

[S15-1]HIV外被タンパク質の構造変化をターゲットとした阻害剤

○玉村 啓和1 (1. 東京医歯大生材研)

[S15-2]HIV-1逆転写酵素RNase H活性阻害薬の開発

○星野 忠次1 (1. 千葉大院薬)

[S15-3]キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害剤バロキサビル マルボキシルの創製

○熨斗 武志1 (1. 塩野義製薬)

[S15-4]カポジ肉腫関連ヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬および分子標的探索研究の進展

○渡部 匡史1 (1. 京都薬大)

[S15-5]HIV感染症の治癒を目指して:熊本大学有用天然物ライブラリーを用いた潜伏プロウイルスリザーバーの活性化

○三隅 将吾1 (1. 熊大院薬グローバル天然物科学研究セ)

[S15-Closing]総括

三隅 将吾1 (1. 熊大院薬グローバル天然物科学研究セ)