講演情報
[O-5-07]期限切れによる廃棄医薬品減少へ積極的に介入した結果について
○塩谷 理世1, 風間 修2, 早坂 優3, 佐藤 駿4, 川村 栞5, 幸保 毅6, 南澤 由梨果7 (1.ひばり薬局 戸塚西口店, 2.ひばり薬局 六浦店, 3.ひばり薬局, 4.戸塚東口店, 5.川崎店, 6.新川橋, 7.反町店)
【背景と目的】弊社全体での医薬品の期限切れによる廃棄金額が1千万程度となっている。ここ数年の医薬品の限定出荷の影響による在庫金額の増加や新薬の高額化により期限切れによって廃棄金額が増加している。廃棄することで薬局の不利益となり経営的課題の一つとなり得る。廃棄金額を少しでも減らすために不動在庫を整理し、店舗間移動等を行うことでどれほど廃棄金額を減らすことができたか調査を行った。
【方法】期間:介入前を2023年5月~2023年12月、介入後を2024年5月~2024年12月と設定対象:ひばり薬局7店舗(六浦店、戸塚西口店、川崎店、新川橋店、戸塚東口店、戸塚店、反町店)の廃棄医薬品の合計金額方法:当グループで使用されていたデットストック対応マニュアルを用いて期限の短い医薬品を店舗間のグループLINEや電話にて引き取り依頼をした。作業に要した時間を時給換算し、介入後の金額に加えた。
【結果】積極的な介入により、期限切れの廃棄を減らすことができた。作業に要した時間は平均3.5時間だった。店舗によって差は出たが、t検定の結果で有意差の出た店舗が1件、有意傾向の出た店舗が2件あった。また、全体としては有意差ありとなった。介入したことで廃棄の金額が3分の2に減少した。
【考察】今回の取り組みを行うことで前年と比較して廃棄金額が増えてしまった店舗が有った。原因の一つとして、本調査を行う前から廃棄金額を減らすための取り組みをしていた店舗もあった為ではないかと推察される。全体として見ると有意差ありという結果も得られたので今後も取り組みは継続し、全店舗のスタッフに今回の取り組みを意識付けすることで、より廃棄金額は減らせるのではないかと考えられる。人件費が廃棄金額よりも上回らないように廃棄医薬品やその稼働店舗を調べるために使用する時間には注意する必要がある。
【方法】期間:介入前を2023年5月~2023年12月、介入後を2024年5月~2024年12月と設定対象:ひばり薬局7店舗(六浦店、戸塚西口店、川崎店、新川橋店、戸塚東口店、戸塚店、反町店)の廃棄医薬品の合計金額方法:当グループで使用されていたデットストック対応マニュアルを用いて期限の短い医薬品を店舗間のグループLINEや電話にて引き取り依頼をした。作業に要した時間を時給換算し、介入後の金額に加えた。
【結果】積極的な介入により、期限切れの廃棄を減らすことができた。作業に要した時間は平均3.5時間だった。店舗によって差は出たが、t検定の結果で有意差の出た店舗が1件、有意傾向の出た店舗が2件あった。また、全体としては有意差ありとなった。介入したことで廃棄の金額が3分の2に減少した。
【考察】今回の取り組みを行うことで前年と比較して廃棄金額が増えてしまった店舗が有った。原因の一つとして、本調査を行う前から廃棄金額を減らすための取り組みをしていた店舗もあった為ではないかと推察される。全体として見ると有意差ありという結果も得られたので今後も取り組みは継続し、全店舗のスタッフに今回の取り組みを意識付けすることで、より廃棄金額は減らせるのではないかと考えられる。人件費が廃棄金額よりも上回らないように廃棄医薬品やその稼働店舗を調べるために使用する時間には注意する必要がある。
