講演情報

[P-004-A]かかりつけ同意書獲得戦略

浅野 信尚, 佐々木 直拓 (ファーマライズ(株))
【目的】令和6年調剤報酬改定もあり営業利益確保のためにも多くの同意書獲得し算定回数を高めていく必要がある。その足掛かりとして、自店舗のかかりつけ同意書枚数、算定回数の現状を把握し、考察する。
【方法】かかりつけ薬剤師を特に積極的に勧める薬剤師担当を2名選出。2023年3月~10月までは、声掛けに追加してチラシを配布行った。また、会社のキャンペーンをモチベーションとし同意書獲得した。
【結果】3月~8月の期間、継続して20枚/月以上の同意書の獲得に成功した。また、キャンペーン期間の9月10月の2か月間は合計で482枚の同意書獲得に成功した。
【考察】同意書の獲得には、声掛けの回数と患者様1人1人に合わせた話し方が影響していたと考えられる。 ただ声をかけるだけでは、枚数の伸びに限界があるが概ね声掛け人数に比例する。同意書獲得で最も多かった事例として、服薬指導時に患者様に寄り添った指導ができた場合があげられる。また、反対に1度断られても、次に来局された際に違う薬剤師からの案内で獲得した事例やクレーム患者から獲得した事例もあった。今回2名という少数を中心に声掛けを行ったが、他のスタッフも誘発され自然と同意書獲得を意識するようになった。最終的には店舗全員で取組を行うようになり同意書の獲得枚数を伸ばすことができた。最後に、かかりつけ薬剤師としての活動を通して、患者様の健康寿命を延ばす一助となることを期待する。