講演情報
[P-097-A]在宅医療における薬局薬剤師の往診同行の実態調査
○三澤 健1, 伊藤 将2, 月岡 良太2, 長谷川 佳孝2, 大石 美也2 (1.アイングループ (株)アインファーマシーズ アイン薬局 根古屋店, 2.アイングループ (株)アインホールディングス)
【目的】在宅医療の重要性が高まる中、薬局薬剤師の役割も拡大し、医師の往診に同行する機会が増えている。この同行により多職種連携が強化され、薬物療法の質的向上が期待されるが、その実態に関する報告は少ない。そこで本研究では、往診同行経験を有する薬剤師へのアンケート調査を通じて、同行の効果と薬局薬剤師が果たすべき役割を明らかにすることを目的とした。
【方法】当社グループが東海地域にて運営する保険薬局の薬剤師を対象に、2025年4月16日~5月9日に社内イントラネットを利用したアンケートを実施し、「往診同行の経験有無・頻度」、「往診同行の利点10項目(5段階評価)」、「往診同行を通じて薬剤師として向上する能力(複数回答可)」の回答を得た(アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-0286)。
【結果】在宅医療に携わったことのある薬剤師57名のうち、往診同行の経験者は32名(56.1%)であった。同行頻度は、2、3週間に1回程度よりも高い頻度が過半数を占めた(19件、59.4%)。「往診同行の利点」は、「医師・看護師との連携強化、情報共有促進(Mean±SD:4.56±0.84)」が最も高く、次いで「相互作用や重複投与のリアルタイムな伝達、確認(4.47±0.92)」であった。「往診同行を通じて薬剤師として向上する能力」は、「コミュニケーション能力」「多職種連携能力」が27件(84.4%)と最も高かった。
【考察】本調査結果から、薬局薬剤師の往診同行は医師・看護師との連携強化や情報共有を促進し、薬物療法の質的向上に寄与する可能性が示唆された。また、コミュニケーション能力や多職種連携能力の向上が実感され、在宅医療における多職種連携の強化に有用と考えられる。これらの知見から、薬局薬剤師の往診同行は在宅医療の質の向上に貢献すると考えられる。
【方法】当社グループが東海地域にて運営する保険薬局の薬剤師を対象に、2025年4月16日~5月9日に社内イントラネットを利用したアンケートを実施し、「往診同行の経験有無・頻度」、「往診同行の利点10項目(5段階評価)」、「往診同行を通じて薬剤師として向上する能力(複数回答可)」の回答を得た(アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-0286)。
【結果】在宅医療に携わったことのある薬剤師57名のうち、往診同行の経験者は32名(56.1%)であった。同行頻度は、2、3週間に1回程度よりも高い頻度が過半数を占めた(19件、59.4%)。「往診同行の利点」は、「医師・看護師との連携強化、情報共有促進(Mean±SD:4.56±0.84)」が最も高く、次いで「相互作用や重複投与のリアルタイムな伝達、確認(4.47±0.92)」であった。「往診同行を通じて薬剤師として向上する能力」は、「コミュニケーション能力」「多職種連携能力」が27件(84.4%)と最も高かった。
【考察】本調査結果から、薬局薬剤師の往診同行は医師・看護師との連携強化や情報共有を促進し、薬物療法の質的向上に寄与する可能性が示唆された。また、コミュニケーション能力や多職種連携能力の向上が実感され、在宅医療における多職種連携の強化に有用と考えられる。これらの知見から、薬局薬剤師の往診同行は在宅医療の質の向上に貢献すると考えられる。
