講演情報
[P-125-B]高齢者サロン参加者の認知症への関心・当事者意識および3疾患認知度に対する実態調査
○奥嵜 沙恵1,2, 横田 敦子1, 本多 愛美1, 庄村 元希2 (1.(株)なの花中部 事業部, 2.教育セクション)
【目的】弊社では地域住民の健康増進を目的に活動を行っており、NPO法人より依頼を受け高齢者サロン(以下、サロン)で月1回栄養講話を実施している。サロンは介護予防事業として週3回多職種が講話や体操を行っており希望者が参加している。過去に認知症に関する講話を行ってきたが、参加者が認知症についてどの程度関心があるかは不明であった。また主催者から参加者の認知症リスクを懸念する声があった為、認知症に対する関心を調査した。併せて3疾患(高血圧、糖尿病、脂質異常症)の管理が認知症リスク低減に繋がる事に対する認知度(以下、3疾患認知度)についても調査した。
【方法】2025年2月10日午前と3月10日午後(午前と午後で参加者は異なる)の参加者に対して講話前後で匿名アンケートを実施した。講話前に認知症への関心、予防への取組、当事者意識、3疾患認知度などを単一選択式で確認した。講話後に、3疾患の管理が認知症リスク低減に繋がる事を理解できたか、講話の内容を自身の生活に取り入れたいかを確認した。
【結果】有効回答35名。認知症に対し94%が関心あり、予防への取組を実施していたのは71%であった。当事者意識について、認知症になる可能性があると思うと回答したのは75%であった。3疾患認知度は58%であったが、講話後には全員が3疾患の管理が認知症リスク低減に繋がる事を理解し、自身の生活に取り入れたいと回答した。
【考察】参加者のほとんどが認知症に関心があり、予防の取組をしている事が明らかとなった。また7割以上が認知症を自分事と捉えている事が示唆された。3疾患の管理が認知症予防に繋がる事を知らない者は一定数いたが、講話後は全員が理解を示し、自身の生活へ取り入れたいという意欲に繋げる事ができた。今後は3疾患の管理ができているかを調査し、重症化予防の為の栄養講話を実施することで認知症予防に寄与していきたい。
【方法】2025年2月10日午前と3月10日午後(午前と午後で参加者は異なる)の参加者に対して講話前後で匿名アンケートを実施した。講話前に認知症への関心、予防への取組、当事者意識、3疾患認知度などを単一選択式で確認した。講話後に、3疾患の管理が認知症リスク低減に繋がる事を理解できたか、講話の内容を自身の生活に取り入れたいかを確認した。
【結果】有効回答35名。認知症に対し94%が関心あり、予防への取組を実施していたのは71%であった。当事者意識について、認知症になる可能性があると思うと回答したのは75%であった。3疾患認知度は58%であったが、講話後には全員が3疾患の管理が認知症リスク低減に繋がる事を理解し、自身の生活に取り入れたいと回答した。
【考察】参加者のほとんどが認知症に関心があり、予防の取組をしている事が明らかとなった。また7割以上が認知症を自分事と捉えている事が示唆された。3疾患の管理が認知症予防に繋がる事を知らない者は一定数いたが、講話後は全員が理解を示し、自身の生活へ取り入れたいという意欲に繋げる事ができた。今後は3疾患の管理ができているかを調査し、重症化予防の為の栄養講話を実施することで認知症予防に寄与していきたい。
