講演情報
[P-141-C]複雑化した医療制度を患者へわかりやすく伝えるために薬局新聞を活用する取り組み
○江口 めぐみ1,2, 加藤 耕次1,2, 岡本 純一郎1,2, 石井 雅雄1,2, 田中 智絵1 (1.(株)加藤, 2.(有)リベルテ)
【目的】2024年の診療報酬改定に伴い、医療DX推進のためにマイナ保険証利用率、電子処方箋の普及率を向上させていくことが求められている。しかし、複雑化していく制度に患者の理解が追い付いていないのが現状である。そこで加藤薬局グループでは患者へわかりやすく情報を伝えるために薬局新聞を作成し、配布することで患者の関心を高め、理解を深める取り組みを行っている。
【方法】加藤薬局グループ全18店舗で薬局新聞の配布を実施し、1か月間で来局する患者全員に配布することを目標とした。薬局新聞は、2024年8月長期収載品にかかる選定療養費について、2024年12月電子処方箋対応について、2025年4月マイナンバーカードの電子証明書について掲載し発行、調剤事務員が処方箋の受付を行う際に患者へ手渡しで配布した。
【結果】2024年9月から11月の3か月間のうち、長期収載品の選定療養の説明等を行った際に算定する特定薬剤管理指導加算3のロの算定回数は9月がもっとも多くなった。2024年12月以降、電子処方箋について患者から質問を受ける場面が増加した。2025年4月以降、マイナ受付回数の著しい上昇は見られなかったが、処方箋受付時、調剤事務員の声掛け前に自らマイナ受付を行う患者が増加した。
【考察】投薬までの待ち時間に薬局新聞で情報を得ることで薬剤師の服薬指導時に患者の理解を深めることができている。また電子処方箋対応薬局であることの周知と電子処方箋の関心を高めることで医療DXの推進に寄与し、マイナンバーカード利用を再認識させることで、マイナ保険証利用促進が期待できる。今後も薬局新聞を通じて患者へわかりやすく情報伝達することを目指していく。
【方法】加藤薬局グループ全18店舗で薬局新聞の配布を実施し、1か月間で来局する患者全員に配布することを目標とした。薬局新聞は、2024年8月長期収載品にかかる選定療養費について、2024年12月電子処方箋対応について、2025年4月マイナンバーカードの電子証明書について掲載し発行、調剤事務員が処方箋の受付を行う際に患者へ手渡しで配布した。
【結果】2024年9月から11月の3か月間のうち、長期収載品の選定療養の説明等を行った際に算定する特定薬剤管理指導加算3のロの算定回数は9月がもっとも多くなった。2024年12月以降、電子処方箋について患者から質問を受ける場面が増加した。2025年4月以降、マイナ受付回数の著しい上昇は見られなかったが、処方箋受付時、調剤事務員の声掛け前に自らマイナ受付を行う患者が増加した。
【考察】投薬までの待ち時間に薬局新聞で情報を得ることで薬剤師の服薬指導時に患者の理解を深めることができている。また電子処方箋対応薬局であることの周知と電子処方箋の関心を高めることで医療DXの推進に寄与し、マイナンバーカード利用を再認識させることで、マイナ保険証利用促進が期待できる。今後も薬局新聞を通じて患者へわかりやすく情報伝達することを目指していく。
