講演情報
[P-149-B]対人業務推進におけるRMP活用を目指した症例検討会の評価および意識調査
○今井 真穂1, 大貫 ミチ2, 村上 篤史3, 福田 達也3, 谷合 英太郎4, 吉住 和樹4, 倉田 香織5, 上田 昌宏6 (1.薬樹(株)薬樹薬局 ライフ溝口店, 2.宮前平2号店, 3.神奈川グループ, 4.情報本部システムグループ, 5.東京薬科大学 薬学部, 6.摂南大学 薬学部)
【目的】RMPの活用は対人業務の質向上につながるため、社内研修の一環として、薬局薬剤師を対象としたRMP活用を想定した症例検討会を実施した。RMPに対する意識調査および検討会の効果を検証するために、検討会前後でアンケート調査を行った。
【方法】2025年4月16日と19日に90分の症例検討会をzoomで行い、症例に対しRMPの活用方法を検討する内容とした。アンケート調査は、社内限定公開のGoogle Formsにより行った。RMPに対する意識について、5件法(プレ「自信がない~自信がある」、ポスト「変わらない~自信がついた」)で回答する内容として単純集計を行った。RMPの理解について、プレポストが同一設問の4件法(「1.知らない、2.知っているけど説明できない、3.自信はないけど説明できる、4.説明できる」)とし、ウィルコクソンの符号順位検定で解析した。両アンケートに回答した場合を有効回答とした。
【結果】参加者は19名(有効回答17名)であった。RMPの意識について1, 2(低度)、3(中度)、4, 5(高度)の3群にて分類した。人数の割合は、「患者向け資材の説明への自信」プレ(低度:29.4 %, 中度:35.3 %, 高度:35.3 %)、ポスト(0 %, 5.9 %, 94.1 %)、であった。RMPの理解について、「“本文・医療従事者向け資材・患者向け資材”の説明ができるか」(平均値プレ1.94, ポスト3.35, p<0.001)、「“重要な特定されたリスク・重要な潜在的なリスク・重要な不足情報”の説明ができるか」(1.71, 3.24, p<0.001)であった。
【考察】研修後のアンケートから、資材を用いた説明に対する自信がついており、意識が向上したものと考えられる。また、RMPの理解について、リスク分類や資材に関する設問が統計的に有意に向上していた。以上から症例検討会は効果的だったと考えられる。一方で、参加直後のアンケートであったため、受講後のRMP活用状況について確認できていない。
【方法】2025年4月16日と19日に90分の症例検討会をzoomで行い、症例に対しRMPの活用方法を検討する内容とした。アンケート調査は、社内限定公開のGoogle Formsにより行った。RMPに対する意識について、5件法(プレ「自信がない~自信がある」、ポスト「変わらない~自信がついた」)で回答する内容として単純集計を行った。RMPの理解について、プレポストが同一設問の4件法(「1.知らない、2.知っているけど説明できない、3.自信はないけど説明できる、4.説明できる」)とし、ウィルコクソンの符号順位検定で解析した。両アンケートに回答した場合を有効回答とした。
【結果】参加者は19名(有効回答17名)であった。RMPの意識について1, 2(低度)、3(中度)、4, 5(高度)の3群にて分類した。人数の割合は、「患者向け資材の説明への自信」プレ(低度:29.4 %, 中度:35.3 %, 高度:35.3 %)、ポスト(0 %, 5.9 %, 94.1 %)、であった。RMPの理解について、「“本文・医療従事者向け資材・患者向け資材”の説明ができるか」(平均値プレ1.94, ポスト3.35, p<0.001)、「“重要な特定されたリスク・重要な潜在的なリスク・重要な不足情報”の説明ができるか」(1.71, 3.24, p<0.001)であった。
【考察】研修後のアンケートから、資材を用いた説明に対する自信がついており、意識が向上したものと考えられる。また、RMPの理解について、リスク分類や資材に関する設問が統計的に有意に向上していた。以上から症例検討会は効果的だったと考えられる。一方で、参加直後のアンケートであったため、受講後のRMP活用状況について確認できていない。
