セッション詳細
主催団体企画シンポジウム05 介護支援専門員に必要とされるセラピストとは?~介護支援専門員のことをきちんと知ろう!~
2025年11月22日(土) 10:40 〜 12:10
第2会場(3F 展示ホールF)
座長:大塚 英樹(公益社団法人地域医療振興協会 公立黒川病院)
主催:一般社団法人 日本訪問リハビリテーション協会
昨年、リハビリテーション・ケア合同研究大会山梨2024において、当協会シンポジウムでは、回復期リハビリテーション(以下、リハ)病棟協会と協力し、回復期リハ病棟を退院する患者に対し、入院中に必要な支援は何か、より良い訪問リハとの連携の方法は、などの普遍的な疑問について、フロアの参加者の皆様とともに協議いたしました。そこでの協議を通じて再確認できたのは、訪問リハというサービスを対象者に提供するためには、単純に訪問リハや回復期リハ病棟の療法士(以下、療法士)同士が連携するだけでは成立しない、ということでした。 そこで今回のリハビリテーション・ケア合同研究大会大阪2025では、大阪介護支援専門員協会と協働し、挙げられた課題の解決に近づきたいと思っております。回復期リハ病棟を退院する患者や在宅で生活に支障を感じている利用者に対し、適切なタイミングで訪問リハに繋ぐためにはどうしたらよいのか、療法士は介護支援専門員の何を知るべきか、何を介護支援専門員に伝えるべきか、そのような議論を進めていきたいと思います。○そもそも、療法士は「介護支援専門員の役割」をサービス調整だけだと思っていないか○介護支援専門員は「どのような視点で」「どのような評価方法で」生活を見ているのか○介護支援専門員は訪問リハや回復期リハ病棟からどのような情報を欲しているのか○介護支援専門員が皆様の事業所を選び、相談してきた理由は何か、知っているか○介護支援専門員は訪問リハで何を解決できると思っているのかシンポジストは、大阪介護支援専門員協会の会長である濱田和則氏より、介護支援専門員の専門性とケアマネジメントの流れについて、療法士が押さえておくべきポイントについて、ご講義をいただきたいと思います。それを受けまして、言語聴覚士でありながら、現在は介護支援専門員を兼務している認定訪問療法士の角田直美氏から、介護支援専門員からみた訪問リハや回復期リハ病棟について、率直なご意見をいただきたいと思います。さらには当協会理事であり、訪問看護ステーションなどの経営者でもある永来努氏より、介護支援専門員との連携において、普段、何を心掛け、何を実践しているか、上手くいったこと、いかなかったこと、やってみたいことなどを報告していただきます。 療法士が介護支援専門員の専門性やケアマネジメントの流れの一端を把握した上、両者の関係を発展させていくためにはどうしたらよいか、皆様と議論を交わしたいと思います。そこから、今回のリハケア大阪のテーマでもあります「これは誰が動き」「それは誰が動かすのか」、お互いが理解し合って協力するための知見を皆様と発見していきたいと思います。
[S5-1]リハビリテーションとケアマネジメント~利用者が必要とするリハビリを追う~
○濵田 和則 (公益社団法人 大阪介護支援専門員協会 会長)
[S5-2]言語聴覚士のケアマネジメントへの活かし方
○永耒 努 (みらいコーポレーション株式会社)
[S5-3]またあの人にお願いしたい!
~兼務だからわかった介護支援専門員が頼りにしたくなるセラピスト~
○角田 直美 (あうん訪問看護ステーション)
