プラスチック成形加工学会第36回年次大会

特別企画

 本大会では、若手研究者へのエンカレッジと、更なるスキルアップを目的として、下記を開催いたします。

 特別企画1:学生プレゼンセッション
 特別企画2:成形加工基礎講座

 

特別企画1 学生プレゼンセッション概要

 学生の口頭発表に対して審査を行い、優れた発表には学生プレゼン賞として懇親会にて表彰いたします。プラスチック成形加工に関連する分野であれば、ジャンルは問いません。先着希望者8名までエントリー可能です。エントリーは講演申込時にご選択ください。
積極的なご参加をよろしくお願いいたします。

対象者:2025年4月1日時点で30歳以下の学生
募集人数:8名(先着順とします)
申込:2024年12月23日 15時から開始
   (上限に達した時点で募集を終了します。)
備考:ポスター審査とのダブルエントリーはできません。
   ポスター発表していただくことは問題ありません。

   同じ研究室からのエントリーは、原則1名まででお願いします。

 

特別企画2 成形加工基礎講座


先端の話題を扱った各セッションの研究発表とは別に、本講座は、材料・加工・分析などの分野で長らく活躍されている講師陣を募り、各要素技術を基礎からわかりやすく具体的に解説して頂きます。

 

『プラスチック成形加工分野での熱抵抗 』

     齊藤卓志氏 (東京科学大学 教授)

プラスチック成形加工を理解するために大切な熱伝導,熱伝達を説明した上で,熱抵抗の概念を示し,総括伝熱係数としてまとめます.具体例として,プラスチック材料と金型間の接触熱抵抗やTIM(Thermal Interface Material)に関する話題を紹介します. 

 

『延伸と破断』

     新田晃平氏 (金沢大学理工研究域 特任教授)

プラスチック材料の延伸における応力とひずみの概念と延伸下で破断する機構を解説する.

 

『高分子成形加工における熱・流動計算』

     田上秀一氏 (福井大学 教授 )

高分子成形加工プロセスの検討に欠かせないものとなっている,成形加工装置内外における高分子溶融体の熱・流動計算について,その基礎的な話や考え方を中心に概説します.

 

『複合材料の成形加工』

     仲井朝美氏 (岐阜大学 教授 )

繊維強化高分子複合材料の成形加工について概説する.成形品の観察方法や評価方法等実例をもとに説明する.

 

『射出成形現象工学;成形現象を極める』

     横井 秀俊氏 (YOKOI Labo 代表 )

射出成形金型内の成形現象について,各種の可視化実験解析手法とともに, ファウンテンフロー, 転写と界面現象,成形不良現象などを中心に, 幾つか重要な解析事例を紹介する.