講演情報
[1Sagano_Hall01-01-01]多様性とテクノロジーが拓く未来:KUASが目指すストリートスマート人財育成
*田畑 修1 (1. 京都先端科学大学)

キーワード:
ストリートスマート人材
1981年3月名古屋工業大学大学院修士課程修了。同年4月(株)豊田中央研究所入社。1996年4月立命館大学理工学部助教授。2000 年4月同教授。2003年9月京都大学大学院工学研究科教授。2019年10月京都先端科学大学教授。2020年4月~2025年3月同工学部長・工学研究科長。2022年12月~同副学長。
本学は2018年に永守重信を理事長に迎え、2019年に50年続いた大学の幕を閉じ、全く新しい理念を掲げる大学、京都先端科学大学、として新たな歴史を刻み始めた。2020年に開設した工学部はその理念を具現化し、学部生の50%以上が50ヶ国以上からの留学生という文化・言語の多様性のある環境で、”Be a Street-Smart Global Engineer”をスローガンに掲げた英語での工学教育を実践している。なかでも企業現場のリアルな課題解決にチームで取組むキャップストーンプロジェクトは極めてユニークである。これは学生の実践力を涵養する場であると共に、留学生と日本企業とのファーストコンタクトポイントでもある。本講演では、開設後5年を経過した工学部の多文化共生環境での高等教育の実践経験を共有すると共に、生成AIを含めたテクノロジーが拓く今後の人財育成について考えてみたい。