公開シンポジウム
第76回日本木材学会年次大会(広島大会)一般公開シンポジウム
「未来のための平和と木の利用を考える」
主 催:一般社団法人 日本木材学会、NPO法人 才の木
後 援:林野庁、広島県、広島市、一般社団法人 広島県木材組合連合会
協 賛:公益社団法人 日本木材加工技術協会中国支部
日 時:2026年3月17日(火)15:00-17:15
会 場:広島国際会議場「ヒマワリ」
参加費:無料
申込み:不要(定員:500名)
概 要:全国平均を大きく上回る高い森林率を誇る中国・四国地域では、その豊かな森林資源を背景に、歴史的に木材利用が育まれてきました。広島においては、古くは広島藩の居城であった名城『広島城』や現代の大規模な製材・製造業の集積、多くの『伝統工芸』、家具づくりなど、木の文化が地域社会の底流に深く根付いています。今回のシンポジウムでは、平和都市・広島という開催地が持つ特別な意義を踏まえ、今後の林産業を支える『大規模木造』や将来を担う人材の育成に資する『木育』など、未来志向の木材利用について深く考える場にしたいと考えています。事前申込は不要で、どなたでも聴講いただけますので、ぜひご来場ください。
講師1|三浦 正幸 氏(広島大学 名誉教授)
「独創的で壮大な広島城天守の木造復元計画」
講師2|大塚 智嗣 氏(広島市立大学 教授)
「伝統工芸を新たな視点で次世代につなぐ」
講師3|中島 浩一郎 氏(銘建工業株式会社 代表取締役社長)
「木質材料と木造建築によるウェルビーイングな社会を目指して」
講師4|一場 未帆 氏(有限会社一場木工所 代表取締役)、木村 彰孝 氏(広島大学 准教授)
「木育による価値創造への挑戦」
<講師略歴>
三浦 正幸(みうら まさゆき)
1954年、名古屋市生まれ。東京大学工学部建築学科卒業、工学博士、一級建築士。広島大学工学部助手・助教授を経て1999年広島大学文学部教授。専門は日本建築史と文化財学。広島城・岡山城・名古屋城・上田城・原爆ドームなど多数の史跡整備委員会委員。『図説近世城郭の普請 石垣編』『同 縄張・城下町編』『天守 芸術建築の本質と歴史』『神社の本殿 建築にみる神の空間』など著書多数。NHK大河ドラマ建築考証担当。
大塚 智嗣(おおつか ともつぐ)
福岡県生まれ。東京芸術大学美術学部工芸科卒業。東京芸術大学大学院漆芸専攻修了。同大学非常勤講、常勤助手を経て、現在広島市立大学市立大学芸術学部教授。その他日本文化財漆協会常任理事、四川美術学院設計学院特任教授、天津中徳応用技術大学特任教授などを務める。専門は漆と木を主とした造形表現。宮島細工や熊野筆などの伝統工芸諸職との産学連携や、広島漆樹の植栽プロジェクトなどを通じて、広島を中心とした工芸文化の発展に取り組んでいる。
中島 浩一郎(なかしま こういちろう)
1952年岡山県真庭市勝山生まれ。1976年横浜市立大学卒業後、銘建工業㈱に入社。集成材の品質向上と生産体制の確立を進め、2004年の社長就任以降は国内トップクラスの木質建材メーカーへと発展させた。2010年頃よりCLTの開発・普及に注力し、2012年から日本CLT協会会長を務める。工場で発生する木質資源の循環利用にも取り組み、地域における持続可能な木材利用モデルの構築に寄与。2015年には官民共同の木質バイオマス発電所の稼働を開始した。
一場 未帆(いちば みほ)
1973年広島生まれ。岡山科学技術専門学校生物工学科卒業後、紀文食品に入社。
品質衛生として勤務。2003年一場木工所に入社。2012年事業継承し、代表取締役に就任後、商品開発に取り組む中で木育を推進。2017年技術士(森林部門/林産)取得。2018年木育普及委員会を発足。内装木質化等効果実証事業や木育プログラム効果実証事業などに取り組む。ウッドデザイン賞10年連続15作品受賞のうち、木育トラックは令和6年度森林・林業白書に掲載。
木村 彰孝(きむら あきたか)
1981年愛知県生まれ。鹿児島大学大学院教育学研究科、秋田県立大学大学院生物資源科学研究科修了後、同木材高度加工研究所流動研究員、京都大学生存圏研究所ミッション専攻研究員、長崎大学教育学部助教・准教授を経て、2015年広島大学に着任、改組により2020年同人間社会科学研究科・教育学部准教授。木材が人に与える作用、木育、技術教育に関する教育・研究に従事。博士(生物資源科学)。


