Presentation Information

[学校保健体育-SB-1]A case of incorporating variable practice into the long-distance running class in the junior high school

*Masahiro Takeda1 (1. Mashiki Junior High School)
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<演者略歴>
順天堂大学スポーツ健康科学部卒業。熊本県立天草高等学校非常勤講師、熊本県立天草養護学校非常勤講師、厚木市立南毛利中学校教諭、熊本県立苓北養護学校講師、合志市立西合志南中学校教諭、山都町立清和中学校を経て、益城町立益城中学校勤務。熊本県中学校体育研究会理事。熊本陸上競技協会普及育成部長・中学部強化部長。
中学校体育授業で実施する長距離走単元にペース走の時限を配置し、そこに変動練習の方法を持ち込んだ。シンポジウムでは、その具体的な事例を紹介する。授業では生徒の能力に合わせて個別に設定した目標タイムを再生させる課題を与え、その誤差のチームメンバーの和を最小にするように練習させた。シンポジウムにおいては、そこで得られた1)目標タイムの変動が生徒の取り組みに与える効果、2)集団で誤差を最小化する課題設定の効果を提示する。変動練習によって、自分にとって良いペースそしてそれを維持する運動感覚が研ぎ澄まされた。また、集団で練習することによって他者の意見に基づいて多角的に自らの感覚を振り返り、工夫を加える場面がみられた。実際に天候や気温などによって生徒の動機づけが左右される側面はあったが、ペース再生感覚を精緻化できる教育効果は通常の長距離走訓練法では得難いと思われる。当日はこの成果の紹介に加えて、他者からの援助という変数を介在させて生徒全体に一定以上の動機づけを与える方策を提案したい。

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