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[09方-ポ-15]バランスボード上での簡易的なレジスタンストレーニングの効果

*Atsuhide Aoki1, Chie Takeyasu1, Hideki Toji1 (1. Ashiya Univ.)
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バランスボードは体幹やバランス機能を向上させるための簡易的なトレーニング機器として普及しており、これまでに高齢者のバランス能力の改善やアスリートのリハビリテーションにおいて効果があるとされている。また、バランスボード上でのスクワットは通常の平面でのスクワットよりも大きな筋活動量を示すことが報告されており、バランスボード上でのレジスタンストレーニングはより大きなトレーニング効果をもたらす可能性があると考えられる。そこで日常定期的な運動習慣のない女子大学生11名を対象に、自重および2kgのダンベルを利用したレジスタンストレーニングを通常の平面で行うグループ(N群:6名)と、バランスボード上で行うグループ(B群:5名)を設定し、週1〜2回の頻度で8週間トレーニングを行わせた。トレーニング種目は腹筋、ダンベルカール、ベントオーバーローイング、スクワット、片足立ちバランスの5種目で、1回のトレーニングで3セット行わせた。トレーニング前後に身体特性、上体起こし・握力・垂直跳び・閉眼片脚立ちの体力およびベンチプレス・アームカールの最大挙上重量(1RM)を測定した。その結果、両群ともに身体特性に変化はなかったが、N群ではアームカールの1RMに、B群では握力、垂直跳び、閉眼片脚立ち、ベンチプレスおよびアームカールの1RMに有意な向上が認められた。このことから、バランスボード上での簡易的なレジスタンストレーニングは通常の平面で行うレジスタントレーニングよりも筋機能のみならず、パワー、バランス能力においても効果をもたらすと考えられた。

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