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[10保-ポ-01]大学生における就寝時刻の先延ばしの実態把握と心理的要因の探索

*Misato Matamura1, Yuji Ohnishi1, Yoshito Kudo1 (1. Biwako Seikei Sport College)
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【目的】近年,大学生における「就寝時刻の先延ばし(Bedtime Procrastination)」が注目されている。本研究では,大学生の就寝時刻の先延ばしについて,ウェアラブルデバイスによる客観的睡眠データと半構造化インタビューを組み合わせ,その心理的背景を探索的に検討することを目的とした。【方法】大学生10名を対象に,約1週間のウェアラブルデバイス測定を実施し,睡眠時刻や睡眠時間,夜間の覚醒傾向等を記録した。その後,「なぜ眠れないのか」「就寝前にどのような心理状態にあるのか」を中心に半構造化インタビューを行い,客観データと主観的語りを統合的に分析した。【結果】就寝時刻の先延ばしは単なるスマートフォン依存ではなく,「日中に満たされなかった心理的欲求」や「感情調整」と深く関連していた。特に,「今日やりたいことをやり切れていない」「一人で気持ちを整理したい」といった語りが多く確認された。また,学生の特徴として,①刺激希求型,②現実逃避・罪悪感型,③過覚醒・クールダウン困難型,④規律重視・朝活型の4類型が抽出された。さらに,全学生で,ベッドに入ってから入眠するまでの“空白時間”が存在し,それが感情調整や自己回復のための時間として機能している可能性が示唆された。【考察】従来の「早く寝る」「スマホをやめる」といった行動制限型の睡眠指導だけでは不十分であり,就寝時刻の先延ばしを,日中のストレスや自己制御資源の消耗に対する補償的行動として捉える必要がある。そのため,日中の充実感やストレスマネジメント,入眠前の心理的切り替えを支援する新たな睡眠支援の重要性が示唆された。

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