Presentation Information
[10保-ポ-02]中学校保健授業におけるリフレーミングを取り入れたストレスマネジメント教育の実践夏季休業明けの学校適応感に着目して
*Motoyoshi Kubo1, Yusei Eito2 (1. Cooperative Faculty of Education, Utsunomiya University, 2. Joso City Ishige Elementary School)
近年、不登校児童生徒数は増加し、主な要因として無気力・不安や友人関係が指摘されている。特に長期休業明けは生活リズムや対人関係への再適応が求められ、登校への心理的負担が増大しやすい。本研究は、中学生を対象にリフレーミングを用いたストレスマネジメント教育を保健授業に導入し、夏季休業明けの学校適応感に着目して、その実践的意義を検討した。
対象は公立中学校1年生2クラスとし、2025年7月中旬に「ストレスとその対処」をテーマとした2回の保健授業を実施した。内容は、ストレスの考え方や心身への影響の理解を踏まえ、対処法としてのリフレーミングの習得に重点を置いた。加えて、夏季休業中にはリフレーミングを活用したワークシート課題を課した。授業前・後・夏季休業明けの3時点で、ストレスに関する知識、ストレスマネジメントの自己効力感、学校への適応感を調査し(信頼性係数.69~.91)、欠損のない38人分のデータを用いて各尺度得点の変化を反復測定分散分析と多重比較により検討した。
その結果、ストレス知識得点は授業の前後で有意に向上し、夏季休業明けも維持された。項目別ではストレスの個人差や捉え方、対処法に関する理解の向上が示された。一方、自己効力感得点は3時点で有意な変化は認められず、その向上には継続的な介入が必要である可能性が示された。また、学校適応感得点は、夏季休業明けに有意に低下しており、環境変化の影響は大きく、学校生活への円滑な適応には短期間の教育的介入に留まらない工夫の必要性が示唆された。
以上より、リフレーミングを導入した中学校保健授業でのストレスマネジメント教育は、生徒のストレス対処に関する理解の促進には有効であった。一方、夏季休業明けの学校生活への適応に向けた不安軽減や登校意欲の向上には、保健授業に加えて、日常的な生徒指導等と連動した多面的かつ継続的な支援の必要性が示唆された。
対象は公立中学校1年生2クラスとし、2025年7月中旬に「ストレスとその対処」をテーマとした2回の保健授業を実施した。内容は、ストレスの考え方や心身への影響の理解を踏まえ、対処法としてのリフレーミングの習得に重点を置いた。加えて、夏季休業中にはリフレーミングを活用したワークシート課題を課した。授業前・後・夏季休業明けの3時点で、ストレスに関する知識、ストレスマネジメントの自己効力感、学校への適応感を調査し(信頼性係数.69~.91)、欠損のない38人分のデータを用いて各尺度得点の変化を反復測定分散分析と多重比較により検討した。
その結果、ストレス知識得点は授業の前後で有意に向上し、夏季休業明けも維持された。項目別ではストレスの個人差や捉え方、対処法に関する理解の向上が示された。一方、自己効力感得点は3時点で有意な変化は認められず、その向上には継続的な介入が必要である可能性が示された。また、学校適応感得点は、夏季休業明けに有意に低下しており、環境変化の影響は大きく、学校生活への円滑な適応には短期間の教育的介入に留まらない工夫の必要性が示唆された。
以上より、リフレーミングを導入した中学校保健授業でのストレスマネジメント教育は、生徒のストレス対処に関する理解の促進には有効であった。一方、夏季休業明けの学校生活への適応に向けた不安軽減や登校意欲の向上には、保健授業に加えて、日常的な生徒指導等と連動した多面的かつ継続的な支援の必要性が示唆された。
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