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[10保-ポ-04]スポーツ系大学生における高校時代の生活習慣および栄養摂取状況の実態大学入学後の調査から
*Hatsuho Zeniya1, Sakiko Shirakawa2 (1. International Budo Univ., 2. Showa Women's Univ.)
【目的】従来,大学生では欠食や睡眠不足,不規則な生活など,生活習慣の乱れが指摘されている。特にスポーツ系大学生においては,競技活動に加え,一人暮らしや生活環境の変化により,栄養摂取や生活習慣がさらに乱れやすくなる可能性が考えられる。しかし,これらの問題が大学入学後に生じるものなのか,あるいは高校時代から既に存在しているのかについては,十分に明らかになっていない。そこで本研究では,スポーツ系大学に入学した1年生を対象に,高校時代の生活習慣および栄養摂取状況の実態を明らかにすることを目的とした。また,スポーツ系大学生における生活習慣・食習慣の課題が形成される時期を把握し,大学入学早期からの栄養・生活支援の必要性について検討することとした。【方法】対象はスポーツ系大学に入学した1年生とし,入学直後に質問紙調査を実施した。調査項目は,起床・就寝時刻,朝食摂取状況,夕食摂取状況,運動習慣などの生活習慣に加え,簡易型自記式食事歴法質問票(BDHQ)を用いてエネルギーおよび各栄養素の摂取状況を評価した。さらに,高校時代の競技状況や居住形態等についても調査した。【結果・考察】対象者では,高校時代に24時以降に就寝する者が約30%認められ,生活リズムの乱れが一部で確認された。また,朝食については約20%,夕食については約30%が週の半分以上欠食しており,欠食を含む食習慣上の課題が認められた。栄養摂取状況の評価では,エネルギー摂取量の平均は2150±870 kcalであり,18歳男女の推定必要エネルギー量を下回っていた。さらに,炭水化物やカルシウム等,不足が懸念される栄養素も認められた。これらの結果から,スポーツ系大学生では大学入学以前から生活習慣および食習慣に課題を有している可能性が示唆され,入学後早期からの栄養教育や調理実習等の食生活支援の必要性が考えられた。
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