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[10保-ポ-08]幼児期の腸内細菌叢に関する研究地域間比較と食習慣の違いに注目して

*Tamami Takahashi1 (1. Toyo University)
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【背景・目的】 健康づくりにおいて、乳幼児期からの食事、運動、睡眠の重要性が挙げられ、幼少期からの生活習慣がそれ以降の健康に影響を与えることが考えられている。特に健康に大きく関わることで注目されている腸内細菌叢について、子どもの食生活と腸内細菌叢に関する研究はまだこれからの分野である。本研究では、2021年度より5年間継続して山間部、都市部、そしてその中間部に住む幼児期の食事と腸内細菌叢、そしてからだの健康との関連を検討している。今回は異なる地域に住む幼児の腸内細菌の組成の特徴と多様性に関する追加報告、そして家庭で食する食材がそれらに与える影響について検討を行った。
【方法】 研究対象者は山間部の園児39名(山間群)、山間部と都市部の中間地域の園児39名(中間群)、都市部の園児25名(都市群)とした。調査・検査項目は、生活習慣調査、からだの健康調査(子どものからだの調査2015を参考)、および腸内細菌叢検査とした。生活習慣等調査は独自に作成したものを用い、睡眠、食事、運動習慣等の調査を行った。腸内細菌叢検査は、保護者に協力を依頼して幼児の便を収集し、16S rRNAメタゲノム解析をゲノムリード株式会社に委託した。
【結果・考察】 山間群、中間群、都市群の門および属レベルの占有率の3群間比較を行った結果、それぞれの群に特徴的な結果が示された。また多様性の3群間比較においては都市群が有意に低い値となった。このような地域間での差が認められたことから、食習慣による影響を検討するにあたり、群ごとに比較を行った。家庭で主に有機栽培・自然栽培の野菜を食している群とそうでない群に分け、2群間比較を行ったところ、BifidobacteriumとClostridium sensu stricto 1の結果で共通の結果が認められた。幼児期の暮らす環境、家庭で食する食材と腸内細菌叢との関連が一部明らかになった。

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