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[10保-ポ-14]一次救命処置実習における教員観察評価の妥当性に関する検討

*Tadashi Uno1, Tetsuya Kita2, Ayame Ishitobi2 (1. Sanyo-Onoda City Univ., 2. National Institute of Technology, Tokuyama College.)
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【目的】学校保健における一次救命処置(BLS)実習では,胸骨圧迫や気道確保,AED使用等の手技を適切に実施できることが求められる。実技評価は教員の観察に基づいて行われることが多いが,その評価が客観的な動作指標とどの程度対応しているかは十分に明らかでない。本研究は,BLS実習における教員観察評価と動作解析指標との対応を検討し,特にBLS教育経験を有する教員の評価の妥当性を明らかにすることを目的とした。【方法】対象は高専生によるBLS試技3例とした。試技は,傷病者の発見,反応確認,救援依頼,呼吸確認,胸骨圧迫,気道確保と人工呼吸,AED使用からなる一連の手順で実施した。試技映像を多視点映像として編集し,保健体育を専門とする教員8名が各手技を適切/不適切の2件法で評価した。また,撮影映像から胸骨圧迫時の腕角度,圧迫深度,圧迫テンポ,救助者間距離等を算出し,基準値に基づいて適切/不適切を判定した。教員評価と動作解析判定の一致率を算出し,BLS教育経験の有無および教育歴年数との関係を検討した。【結果】教員評価では,安全確認や胸骨圧迫テンポなどの項目で評価が一致しやすい一方,胸骨圧迫中の姿勢や圧迫部位,呼吸確認では評価が分かれる傾向がみられた。動作解析判定との比較では,BLS教育経験を有する教員において,胸骨圧迫時の姿勢および圧迫深度に関する評価が客観的指標と一致する傾向を示した。【考察】BLS教育経験を有する教員は,映像観察により胸骨圧迫姿勢などの動作上の問題を一定程度判別できる可能性が示された。一方で,気道確保や人工呼吸など,映像のみでは判断が難しい項目では評価がばらつきやすいと考えられる。動作解析指標との比較により,教員観察評価の妥当性が高い項目と評価が分かれやすい項目が示された。

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