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[05バ-ポ-04]表面筋電図の個別最適周波数帯域同定に基づく筋疲労評価
*Kengo Wakui1, shuhei Kameyama2, Yuki Sato3, Yukihiko Ushiyama1 (1. Niigata Univ., 2. Niigata Univ. of Management, 3. National Institute of Technology, Oyama College)
表面筋電図(sEMG)を用いた局所筋疲労の客観的評価は、非侵襲かつ簡便に実施可能であるとして幅広い分野で活用されているが、現行の分析方法では疲労に対する感度の低さや個別最適化されていない点で課題がある。sEMGを用いた筋疲労評価は、これまで主に、MPFやMDFなどの周波数代表値または、HF/LF比などの周波数帯域別のスペクトルパワーの比率に基づいて行われてきた。前者は疲労に伴う周波数スペクトルの低周波側への遷移を簡便に捉えることができる一方で、周波数スペクトル全体の重心を示すに過ぎず、筋疲労の進行や発現点を精緻に捉えるには限界がある。後者は速筋線維と遅筋線維の動員動態といった生理的側面に基づいた精緻な分析が可能であるが、周波数帯域の境界値設定には統一された基準が存在しない。sEMGの周波数成分は一般に、高周波成分が速筋線維、低周波成分が遅筋線維の活動と相関を持つことが示唆されているが、各筋線維タイプに対応する周波数帯域の境界値に明確な基準はない。さらに、sEMG信号は電極貼付位置、筋厚や脂肪厚などにも影響されるため、普遍的な周波数帯域の設定が困難である。そこで本研究では、疲労を誘発する運動中に測定されたsEMGのウェーブレット変換により得られた周波数帯域別パワーの時系列データに対してクラスター分析を行うことで、筋疲労進行に伴うスペクトルパワー動態を反映する個別最適な周波数帯域を同定する手法を提案する。本発表では、クラスター分析における距離指標ならびにクラスター数の設定について、クラスタリングの安定性指標に基づいて検討した結果を示す。さらに、提案手法により得られた筋疲労評価結果を従来手法と比較し、その相違について報告する。
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