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[05バ-ポ-08]子どもの最大筋力の規定因子は成熟度によって変化する運動神経と筋量の観点から

*Hinano Takagi1, Kohei Watanabe1 (1. Chukyo Univ.)
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【背景】子どもの成長に伴う運動機能の向上は多くの場合、停滞が生じ始める変曲点が存在するが、その生理学的背景は十分に明らかにされていない。子どもにおける最大筋力は運動機能の重要な規定因子であり、その発達にも同様の変曲点が存在する可能性が考えられる。【目的】本研究では、子どもにおける最大筋力発達の変曲点を探索し、変曲点前後で運動神経活動および筋量と最大筋力との関連性がどのように変化するかを検討することを目的とした。【方法】小学生から高校生までの男子98名を対象に、等尺性膝伸展筋力(MVC)を測定するとともに、高密度表面筋電図を用いて外側広筋の運動単位活動を、超音波画像法を用いて大腿四頭筋の筋厚をそれぞれ測定した。また、身長の最大増加速度(PHV)の発現時期と暦年齢との差から成熟度(MO)を算出した。Davies testにより、MOに対するMVCの変化における変曲点を、重回帰分析により変曲点前後におけるMVCの予測式をそれぞれ推定した。【結果】MVCはMOが0.72年(変曲点)までは直線的に増加し、それ以降は高原状態を示した。変曲点前では運動単位活動および筋厚がMVCの予測式に含まれた(p = 0.001)が、変曲点後では筋厚のみがMVCの予測式に含まれた(p = 0.022)。 【考察】筋量は、成熟度に関わらず筋力と関連するのに対し、運動単位活動は、長育が著しい時期には筋力と関連するものの、長育が停滞した以降には関連しなくなる可能性が示された。【結論】成長に伴う子どもの最大筋力の向上には、運動神経活動が強く関与しており、長育の停滞とともにその関与は減弱する。

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