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[05バ-ポ-10]高齢者における下肢の体性感覚と歩行・運動機能との関連性

*Kaede Ohara1, Aisa Nakamoto1, Hiroki Nakata2, Chiaki Ohtaka2 (1. Nara Women's University Graduate School, 2. Nara Women's University)
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【背景・目的】加齢に伴う下肢筋力やバランス能力の低下は、歩行機能の低下や転倒リスクの増大を招く。身体の位置や動きを認識する体性感覚機能も加齢により低下し、特に下肢で顕著とされるが歩行や運動機能との関連性は十分に解明されていない。本研究は、高齢者における歩行・運動機能と、下肢の体性感覚情報に関する認知機能との関連性を明らかにすることを目的とした。【方法】 対象は、高齢者51名(71.6±5.6歳)とした。下肢体性感覚機能の評価として、右足の後脛骨神経および腓骨神経への電気刺激による体性感覚誘発電位(SEPs)を記録し、Cz電極における各成分(P37、N50、P60、N70)の振幅と潜時を解析した。運動機能は、立位姿勢保持、タンデム歩行、2 step test、Timed Up and Go、Functional Reach Test(FR)、握力を計測した。歩行機能は、自由歩行時の足底圧を記録し、1歩行周期における歩行速度、立脚期間、歩調、および足底圧合計値の二峰性分布(1st、2nd peak)を算出した。歩行・運動機能とSEPの各変数間の相関解析を行った。 【結果・考察】後脛骨神経においては、2 step test とP37成分の潜時およびN50成分の振幅、FR・立脚時間・歩調とN70成分の振幅、足底圧分布の2nd peak値とP37・N50・P60成分の潜時との間にそれぞれ有意な相関が認められた。一方、腓骨神経においては、2 step testとN70成分の潜時、握力とP37・N50・P60成分の潜時との間に有意な相関が認められた。以上のことから、高齢者の歩行・運動機能には、後脛骨神経および腓骨神経を介した下肢の体性感覚機能が重要な役割を担っていること、歩行時の支持・荷重制御や足部の運動制御といった機能的側面に応じて、体性感覚情報の処理特性が異なる可能性が示唆された。

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