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[05バ-ポ-22]野球の打撃動作におけるタイミング調節140 km/hと120 km/hのストレートに対する打撃動作の比較

*Kotaro Hori1, Taku Imaizumi1, Tomohito Wada1 (1. National Institute of Fitness and Sports in Kanoya)
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競技スポーツでは極めて短時間での判断や運動制御が求められる場合がある.例えば,野球の打者は,球速に応じてタイミングを調節し打撃を行う必要がある.このような打者のタイミング調節に関する先行研究では,球速120 km/h前後の比較的低速な条件や,ピッチングマシンを用いた打撃が採用されている.しかし,実戦でみられる140 km/h以上の速球を対象とした研究は少なく,120 km/h前後に対する打撃とは異なるタイミング調節が行われている可能性があると考えた.そこで本研究では,投球動作を打者に提示しつつ,実戦に近い球速条件に対する打撃動作を分析し,速球に対する打者のタイミング調節の特徴を明らかにすることを目的とした.大学野球選手1名を対象に投球映像付きピッチングマシンを用い,140 km/hと120 km/hの条件で打撃を行わせた.踏み出し足離地からインパクトまでの9つの打撃動作イベント出現時刻および両足の圧力中心間距離を2条件で比較した.9つのイベントのうち,踏み出し足離地およびテイクバックは,投手のリリース以前にみられ速球条件の方が173 - 180 ms早く出現していた.踏み出し足接地以降の下胴回転開始,上胴回転開始,捻転角度最大,下胴角速度最大,上胴角速度最大,インパクトはリリース以降にみられ,速球条件の方が40 - 61 ms早く出現していた.両足の圧力中心間距離の差は,速球条件の方が47 mm長かった.これらのことから,打者は踏み出し足離地を早めることで,テイクバックの出現も早めている可能性がある.2条件の投球到達時間差は59 msであることから,打者は速球条件において,主にテイクバックから踏み出し足接地までの局面で両足の圧力中心間距離を長くし,タイミングを調節していたと考えられる.

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