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[05バ-ポ-28]2026年ワールドカップ公式球の表面方向が抗力と飛翔特性に及ぼす影響
*Sungchan Hong1 (1. Seoul Women's University)
本研究では、2026 FIFAワールドカップ公式球であるTriondaを対象として、表面方向の違いが空力特性および飛翔挙動に及ぼす影響を検討した。赤色パネルを正面に配置したA系列と、Y字状シーム接合部を正面に配置したB系列を基準方向とし、それぞれ0°、90°、180°に回転させた計6条件について風洞実験を行った。各条件において抗力係数、揚力係数および横力係数を測定し、さらに得られた速度依存的な抗力係数を用いて、海面高度および標高1500 mにおける無回転飛翔シミュレーションを実施した。その結果、すべての方向条件で抗力危機が確認されたが、遷移領域における抗力低下の大きさ、亜臨界領域および超臨界領域の抗力水準は方向条件によって異なった。特にB-90条件では全速度範囲の平均抗力係数が最も低く、A-90条件では最も高い値を示した。また、飛翔シミュレーションでは抗力の小さい方向条件ほど飛距離が長くなり、B-90がA-90より長い飛距離を示す傾向は、代表的なキック条件および広範な初速度・打出角条件においても維持された。以上の結果から、Triondaの空力応答は単一の平均抗力係数のみでは十分に表現できず、表面方向を考慮した空力評価および飛翔予測が重要であることが示唆された。
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